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ハッテンlife
第2章 マッドサイエンティスト編
「なに近藤ー。二宮とエッチな話してんのぉ?」

淫乱だってぇーキャハハハハ、とけたたましい笑い声で、女子達がバカにしたように近藤を指さしてる。
初な近藤は顔を真っ赤にして「ち、違う…ッ」なんてごまかそうとしている。この手の相手には、軽い下ネタに巻き込んだ方が盛り上がるのに。
下手だなぁ…。

「なんか俺が淫乱らしーよ?こいつ曰く」

軽く笑って俺は彼女達に呼びかける。
目を輝かせて「やだあ、そーなのお?」とか「二宮の淫乱ってどこで発揮すんのお?きゃはー」なんて、案の定盛り上がってる。

「その淫乱を発揮する場所がなくて困ってんだよ」
「きゃははー、じゃあさ、今度英語科の女子と飲み会&カラオケすんだけどー、二宮も何人かメンズ連れてきてよー。あっちの子でいい子いたら持ち帰っちゃえばぁ?あ、メンバーだけど、近藤は駄目だよ、ノリ悪いからさー」

哀れ近藤。俺は女子から飲み会よく誘われるんだけど、近藤はいっつもハブられるんだよな。
優しくていいヤツなんだけどな。
チンコもでけーのに。勿体ない。

それに俺も勿体ない。
俺に持ち帰られたい女はいるかもしれないのに、俺は女じゃ勃たねーし。

かと言って、男は……。

適当に話を流して教室を出ようとした。なんか女好きの近藤が女にハブられてるの、可哀想で見てらんなかったし。
でも、意外な人物に呼びとめられた。


「二宮くん、淫乱発揮できる場所、僕が作ってあげよーか?」

さっき話していた女の仲間とは違う。
少し冷たそうな印象が残る、男子の声。

俺と同じくらいの背丈で、ひょろひょろーっとしている。俺の大好きなガチムチとは対極にいるタイプ。
前髪が顔が半分隠れるほど長く、分厚い眼鏡をかけている。もっさりくんと陰で呼ばれている人物だ。
当然、俺は一度も話したことがない。


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