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ハッテンlife
第4章 Second kiss編
いやもう名前なんて近藤にだって、クラスの友達にだって呼ばれるけどさー。
もうね、響きが全ッ然違う。心に沁みわたる響きが。
すごい幸せー……。
古橋さんは穴があくほど俺を見つめ、ふと我に返ったように視線を反らした。
「あ…悪い。すぐ帰るから」
なんですとッ!?
俺は古橋さんの腕をガシィッと力いっぱい掴んだ。その衝撃で父が玄関の床に放り出される。
古橋さんは大げさなくらいビクッと身体を強張らせた。
「あぎゃッ」
父がカエルが潰れたような声を出したけど、そんなもん構っちゃいられませんッ!
ここは二人の世界ですッ!
「俺一人じゃ父を部屋まで運べませんッ!手伝ってください!」
構っちゃいられないけど、ダシには使わせてもらうよ、父さん。
古橋さんは気まずそうに俺の視線から目を反らす。
その挙動不審な態度。そのおどおどした表情が、俺の心に暗い炎を灯し始める。
心の中に悪魔が芽生えた。
「古橋さん…」
目を据えて、言葉を選ぶ。
「ここで帰るなら、父さんに洗いざらいぶちまけるよ!!」
もうね、響きが全ッ然違う。心に沁みわたる響きが。
すごい幸せー……。
古橋さんは穴があくほど俺を見つめ、ふと我に返ったように視線を反らした。
「あ…悪い。すぐ帰るから」
なんですとッ!?
俺は古橋さんの腕をガシィッと力いっぱい掴んだ。その衝撃で父が玄関の床に放り出される。
古橋さんは大げさなくらいビクッと身体を強張らせた。
「あぎゃッ」
父がカエルが潰れたような声を出したけど、そんなもん構っちゃいられませんッ!
ここは二人の世界ですッ!
「俺一人じゃ父を部屋まで運べませんッ!手伝ってください!」
構っちゃいられないけど、ダシには使わせてもらうよ、父さん。
古橋さんは気まずそうに俺の視線から目を反らす。
その挙動不審な態度。そのおどおどした表情が、俺の心に暗い炎を灯し始める。
心の中に悪魔が芽生えた。
「古橋さん…」
目を据えて、言葉を選ぶ。
「ここで帰るなら、父さんに洗いざらいぶちまけるよ!!」