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ハッテンlife
第5章 童貞喪失編
☆★☆
「さ、今日の実験はテイストを変えていくよ」
姫野は無造作にブレザーを椅子に投げ捨てた。そしてネクタイをさらさらと解く。
ふわふわとした亜麻色の髪が、窓からかすかに差し込んだ光に反射した。
今まで青白いという印象しかなかったその肌。
隠れていた可憐な桃色の頬が露わになっただけで、ガラリと印象が変わった。
近藤に殴られた右の頬が若干腫れている。でも美貌を損なうほど目立ってはいない。
そして、目が現れたことによって、「ニヤリ」としか見えなかった気持ちの悪い表情が、愛くるしい天使の微笑みに変わった。
中身は全然変わってないのに、どうしてこうも印象が違うんだろ。
「どうしたの?この顔そんなに気に入ったの?」
俺より三センチほど?背の低い姫野が覗き込むように俺を見上げる。
いや、こいつぜってーわかってる。この角度でこういう風に見ると、相手がどう反応するのか、とか。
ナルシストだって知ってたけど。
小悪魔だ。こいつめ。
そしていつもは自分だけはカッチリと制服を着込んで俺をいたぶるくせに、今日はなぜか姫野はシャツのボタンをぽちぽちと外し始めた。
陶器のような真っ白な柔肌が露わになり始める。鎖骨がエロい。俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
姫野はなぜか乳首の部分にでっかい絆創膏を貼っていた。
「な…なんで絆創膏?」
この絆創膏という発言が、化学室に入ってから俺が発した第一声。
今までこの世のものとは思えない美貌を目の前に、何も話せなかったのですよ。
姫野はそんな俺の発言にきょとんと首をかしげた。(こんなしぐさも妙に可愛らしくて憎いぜ)
「さ、今日の実験はテイストを変えていくよ」
姫野は無造作にブレザーを椅子に投げ捨てた。そしてネクタイをさらさらと解く。
ふわふわとした亜麻色の髪が、窓からかすかに差し込んだ光に反射した。
今まで青白いという印象しかなかったその肌。
隠れていた可憐な桃色の頬が露わになっただけで、ガラリと印象が変わった。
近藤に殴られた右の頬が若干腫れている。でも美貌を損なうほど目立ってはいない。
そして、目が現れたことによって、「ニヤリ」としか見えなかった気持ちの悪い表情が、愛くるしい天使の微笑みに変わった。
中身は全然変わってないのに、どうしてこうも印象が違うんだろ。
「どうしたの?この顔そんなに気に入ったの?」
俺より三センチほど?背の低い姫野が覗き込むように俺を見上げる。
いや、こいつぜってーわかってる。この角度でこういう風に見ると、相手がどう反応するのか、とか。
ナルシストだって知ってたけど。
小悪魔だ。こいつめ。
そしていつもは自分だけはカッチリと制服を着込んで俺をいたぶるくせに、今日はなぜか姫野はシャツのボタンをぽちぽちと外し始めた。
陶器のような真っ白な柔肌が露わになり始める。鎖骨がエロい。俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
姫野はなぜか乳首の部分にでっかい絆創膏を貼っていた。
「な…なんで絆創膏?」
この絆創膏という発言が、化学室に入ってから俺が発した第一声。
今までこの世のものとは思えない美貌を目の前に、何も話せなかったのですよ。
姫野はそんな俺の発言にきょとんと首をかしげた。(こんなしぐさも妙に可愛らしくて憎いぜ)