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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第1章 パートさんからの依頼
ドライヤーもしてもらって
ボクの方は終わりです
サカタさんは色々と手伝ってくれたので全身汗でびっしょりです
「私もシャワー浴びるから!
そこに着替えがあるから、ひとりで着れる?」
サカタさんは返事も待たずに浴室へ入っていきました
シャワーの音が響きます
ガラス越しにサカタさんの肢体がぼんやりと映ってます
いつまでも脱衣場に居ててもおかしいのでボクは名残惜しく思いながらも脱衣場を出ました
その後、サカタさんに連れられて近くの整形外科医のところに行きますが、中はいっぱいです
ほとんどご老人の方ばかりでした
きっと夕方は学生さんとか社会人ばかりなのでしょう
レントゲン撮ってもらったり、触診してもらったりして、どうやら折れたりはしてないようす
まぁ、さすがに折れてたらもっと激痛でしょう
結局、2週間は動かさないで、と言われて案の定首から腕を吊るすことになってしまいました
サカタさんもお願いした立場上申し訳無さそう
でもボクが勝手に転んだだけなのでサカタさんは悪くありません
「どんくさかったですね~」
「ゴメンね、ジロウくん」
「ご飯もいただけたし、サカタさんのバスタオル姿も見れたので、ボクのほうこそありがとうございました」
「反応したことはみんなに内緒にしておいてあげるわ」
「サカタさんの胸元の谷間とか生足が見えたから、つい……」
「ええ? タオルで拭いてたからなったんじゃないの?」
「それもありますけど、やっぱり見れたほうが大きいなぁ」
「そんなの若いコで見慣れてるでしょ、オバさんの見たぐらいでいちいち反応してどうするのよ」
サカタさんは笑い飛ばします
「いゃあ、知り合いのセミヌードっていうのはなかなか刺激的でしたよ、いいものが見れました」
「セミヌードとか言わないで」
「いいじゃないですか、ボクなんて見られた上に触られもしたんですから!ボクは見てないし、触ってないんですからね」
「なんで私が触られなきゃいけないのよ、それに触ったと言ってもタオルで拭いてあげただけじゃない」
ボクらは笑って帰路につきました