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パートさんの頼み事 〜アイリスの色香〜【完結】
第7章 エピローグ


それからサカタさんの車に乗り込みます



どこに行こうか、


ボクのアパートに行こうか、



それとも、サカタさんのご自宅に行こうか、




どうしようかな、と思っていたらサカタさんが「夏の夜空って凄いわね」と言うので、ちかくの山の方に車を走らせてもらいました




山の上に展望デッキがあって、街の灯りも届かないので夜空がもっと綺麗に見えるでしょう




昔は山道だったらしいのですが、今は整備されて道も広く、山頂の駐車場にはトイレもありました



虫だらけでしたけど



車の中のダッシュボードに有ったライトを取り出して展望デッキを登ります




街なかの近くにこんなスポットがあれば、カップルややんちゃな子たちが集まりそうなものですが、田舎の土地は少子化でそんなやんちゃな子たちもほとんどいません



誰も居ない静かで真っ暗なところでした



上まで登ると、360度パノラマの景色です




この山より高い山はありませんから、星空が降ってくるとはこんな景色なのでしょう



そして、真夏なのに山の上はとても寒かったです




ボクらはより添って、互いの体温を感じながら夜空を見ていました



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