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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第11章 一線
ガタンと発車の揺れに陽翔の腕を掴んでいた。

「けっこう混んでるね…」

そう呟いた陽翔の視線は私の胸元に向けられている。

「そうだね…もっと混んでたら痴漢されそうだな……」

【痴漢…されたことあるのかな…】

「されたことあるの?…」

座席シートはほぼ埋まっている。
僕のすぐ横にも人は座っている。
叔母が掴んだ腕を引いて、僕と座席の間に身体を入れてきた。
僕達の周りは背中を向けた乗客ばかりだった。

「あるよ……」

私は掴んだ手を離さないまま囁く。
陽翔は周りを気にしている。
身動きできないほど混んでるわけでもないのに身体を近づけてきた。

「そんな時はどうするの?……声を出すの?……」

「ちょっとお尻を触られるくらいなら拒否ったらだいたい諦めるよ……」

僕はまた周りを確認した。

【そんなにキョロキョロしたら余計変に思われるよ……】

陽翔は今ここで触りたいと思っている。
本当に分かりやすい。
セックスを覚えたばかりのお猿さんは、惚れたはれたなんて忘れてしまったのだろうか?
電車の走行音で至近距離の囁くような会話は二人だけのものだった。

「後ろ向いてくれる?…」

「触りたいの?……」

陽翔は恥ずかしそうに頷いた。
私は振り向くことなく手を下にずらした。
ワンピのボタンを下から外していく。
三つも外せばじゅうぶん、左側の裾を持ち上げていった。

「こっちの方がよくない?……」

そう囁いた叔母の笑みに僕はまた頷いた。
至近距離のおかげで持ち上げられた裾はさほど不自然ではないのかもしれない。
視線を下に向けると濃いブルーの透けた部分の多い小さなショーツが縦に半分ほど露になっていた。

【こっちの方がいいに決まってる…】

ゴクリと息を飲んだ。
左手をそっと近づけていく。
掌に起こした中指をクロッチの上に這わしていった。
僕は不安そうに顔を上げた。
周りが僕を観ているんじゃないかと思ってしまう。
不安を叔母が打ち消してくれる。

「大丈夫…私が見張ってるから……」

昨日童貞を卒業したばかりなのに、次の日には電車で痴漢プレイをしている。
信じられなかった。
叔母と一緒にいると刺激的なことの連続だ。
許された痴漢行為に没頭していく。
クロッチ越しの淫裂はすぐに柔らかくなっていく。
クリトリスが硬くなっていくとそこに指先で円を描いていった。
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