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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第11章 一線
そんな欲求にアナウンスが救いの手を差し伸べる。

「おしまい…次で降りるよ……」

僕はその囁きに慌てて周りを見回した。
誰とも視線を遭わせることなくそっと指を抜いていった。
凄く濡れていて、咄嗟にその指を咥えてしまう。
大好きな味がした。
叔母は身を隠すような角度で裾のボタンを直していく。

「変態……」

と耳許で囁かれた。
でも悪い気はしなかった。            

ドアが開くとホームに降りた。
流れる人波に叔母と一緒に紛れ込んでいく。

「暫く後ろを歩いてるんだよ…変態がばれるから……」

ハーフパンツの股間は大きく膨れ上がっていて、僕は急に恥ずかしくなった。

それから私達はデパートに入っていった。                   
陽翔の歯ブラシ、コップを買う。
これが洗面台に置かれると思うとなんだか私も恥ずかしくなった。
それとパジャマ…これは着る機会があるのか甚だ疑問だったが買うことにした。
陽翔の茶碗やマグカップ、箸を購入していく。
電車での行為が嘘のように私達はデートさながらの雰囲気を楽しんでいた。 

「あとは最寄り駅のスーパーで夕食の買い物して帰ろ……何か食べたいものある?……」

「え?、また作ってくれるの?……うーん、ハンバーグとか…」

【やっぱりお子様……】

セックスを覚えてもすぐに男になるわけじゃない。
そんな陽翔は微笑ましい。
私達は駅に向かいながら話した。 

「いいよ…ハンバーグ作ってあげる……夏休みの宿題持って来てるよね?……私が料理してる間に少し進めておいて……そうだなぁ…私が頑張ったと思ったら今夜もヤらしてあげるよ……」

「えぇ…またそれ……ていうか、だめならさせてくれないの?…」

「そ、させてあげない……」

そんな会話をしながら駅に着くと電車に乗り込んでいく。
陽翔は両手に荷物を持ってドア横の壁に凭れ立っていた。
私は陽翔の前に向き合うように立っている。
夕方の電車は昼間よりも更に混んでいて私達は囲まれていた。

【そんなあからさまにソワソワして……】
   
悪戯な笑みを浮かべて私は陽翔の股間を撫でた。

「ぅ…勃ったら恥ずかしいよ…両手塞がってるんだから…」

「期待してたくせに…でもばれたら変態がいるって思われるだろうね……」

叔母は嬉しそうに人差し指で捏ね回してくる。
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