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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第11章 一線
僕は周りの視線が気になって仕方がない。

「だめだって…結奈さん…ほんとに勃っちゃうよ…」

小声で囁くように訴えると叔母が顔を近づけてきて、耳許で囁き返してくる。

「もう勃ってるよ…往きは触らしてあげたんだから帰りは私の番でしょ……」

叔母の囁きにじゅわっと我慢汁が溢れた。

【興奮してる僕は変態…でも結奈さんだってこんなことして痴女じゃん…】

「僕も触りたい…」

「だめ…手塞がってるんだから……」

僕の為に買ってくれた荷物が邪魔だった。
叔母は逆撫でしたり、先っぽを捏ねたりしてくる。
やっぱり触りたくて紙袋の持ち手を手首に引っかけ叔母の股間に手を伸ばしていく。
震えるような指先がワンピのボタンに触れようとした瞬間。

「残念……」          

車内にアナウンスが流れた。
叔母はピンと先っぽを指で弾いた。

「ぅっ、そんなぁ…」 

【そんな顔しないの…続きは帰ったらね……】
  
口惜しそうに呟くと電車は最寄り駅に到着して、僕は少し前屈みでまた叔母の後をついていった。

スーパーに寄ってマンションに戻ると叔母は部屋着のTシャツに着替えて早速キッチンに立っていった。

僕は嬉しそうに買ってきた物を紙袋から出していく。

「陽翔はさっさと宿題してな……」

テーブルに並べた買ってきた物を叔母が抱えていった。

僕は荷物から宿題の問題集を取り出してダイニングテーブルで取りかかることにした。
これを何ページ解いたら叔母のOKが出るのだろうかと思ってもやるしかなかった。

陽翔は私が料理をする姿をチラ見しながらも宿題に取り組んでいた。
出した条件は正解だったようだ。
電車でお預けを食らった陽翔は帰ってくるなり求めて来そうだったから。
やはり勿体つけた方がこの後、情熱的になると思う。

それに私も料理に集中できる。
玉葱をみじん切りにして火を通すとパン粉と牛乳に浸しておく。
その間に付け合わせのサラダを作っていく。
ミンチに浸した玉葱、卵、塩胡椒にナツメグを少々。
あまり捏ねすぎず肉々しさを残しておく。
油を塗った私の掌に乗るくらいを取って打ち付けるように空気を抜いて玉子型に整えていく。
フライパンで両面に焼き色をつけたらオーブンレンジでじっくり焼いていく。
ハンバーグを焼いたフライパンに赤ワイン注ぎアルコールを飛ばすと陽翔が驚いたように声を上げた。
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