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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第13章 登校日
母は本当にマイペースな人だ。
これで叔母を健人に見られてしまう。
僕は大きく溜め息をついて見せたが、決定は覆らなかった。

「健人…ところで終わるのか?…」

「ん?…おばさん…なんかお手伝いしましょうか?…」

「いいのぉ?…それはうれしいかなぁ…」

健人は僕に視線を向けるとニヤリと口許を歪めて、スマホで問題集のページを写真に撮りだした。

【くっそ…だったら最初からそうしろよ…】

目尻をひくつかせる僕を他所に健人は地べたから立ち上がるとキッチンへと向かっていった。

そんなことをしてる間に時間は過ぎていった。
玄関から叔母の声が聞こえると僕は慌てて迎えにいった。

「いらっしゃい…結奈さん…」

罰が悪そうにする僕を叔母は不思議そうに見つめてくる。

「なに?…どうしたの?……」

「それが今友達が来てて…」

「だから?…勉強できないってこと?…」

健人ごときでそんなことあるわけがなかった。

「まさかっ…すぐに行くから先に上で待っててよ…」

「だったらいいじゃない…姉さんに挨拶くらいさせてよ……」

叔母はよりによってまたセクシーな格好をしていた。
チューブトップの上からシャツを羽織り、タイトなミニスカートでスタイルの良さと美脚を露にしている。

【そんな格好で健人の前に出ないでよ…】

そう思っても叔母はすたすたと歩いていく。

「姉さん…来たよ……」

姉と一緒にキッチンに立っている男の子が目に入った。

【…この子何してんの…距離近くない?……】

「いらっしゃい……あ、この子はね……」

姉の声をその子が阻んだ。

「はじめまして…俺、陽翔の友達してる飯田健人っていいます…噂は陽翔からかねがね……ほんとに美人っすね…」

すらすらと喋る子だと思った。
陽翔は私の前に出てなぜかあたふたしてる。
その向こうから私を眺める視線…

【なにこの子…嫌な目……ほんとに陽翔の親友?……ぜんぜん可愛くない……】

どこか品定めでもするような、とても陽翔の同い年とは思えず不快感さえ覚えた。

「ありがと…じゃあ、姉さん陽翔連れていくよ…ほら、時間が勿体ないから……」

「う、うん…じゃ、健人…またな…」

【なんだよ陽翔のやつ…完全に言いなりかよ…】

健人はそう思いながら

「しっかり勉強するんだぞ…」

リビングから出ていく二人を見送った。
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