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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第14章 餓鬼
本当に犯されかねないと思った。
早く立ち去りたくて仕方がない。

「袋はご入り用ですか?…」

「このままで…ほら、持ってよ…」

リードを引っ張られ私は店員に姿を晒した。
レジに置かれたペットボトルを掴んで身を竦める。

「こういうの、一応困るんですけど…」

【好きでやってるわけないだろ…】

「もう出るから…でもけっこういい女なんすよ…サングラスでわかんないけど…」

「あぁ…俺もバイトじゃなけりゃ…」

【どいつもこいつも…バカばっかり……】

「もういいでしょっ……」

私は思わず声を出していた。

「はいはい…」

少年が歩きだすと私も続いた。
自動ドアが開くと後ろから声をかけられる。

「これから露出プレイですか?…」

その声に少年が振り返った。

「…正解っす…」

私は驚愕の台詞に身を震わせた。
指示内容のLINEにはこう書かれていた。

『陽翔とドライブしたんでしょ、俺とも深夜ドライブ楽しもうよ。服は何でもいいけどノーパン、ノーブラで脱がせてやすい服ね。変装OK、銀髪とか二次元みたいでちょー好み。もちろんホテルにも行くんでお金も持って来てよ。』

それから待ち合わせの時間と場所が記されていた。
ホテルという時点で何が目的かなど解っていた。
下着無しで連れ出し、羞恥心を煽るつもりなのだろうと思っていた。

【露出ってなに…さっき脱げって言ったのも本気だったってこと……】

「ホテル行きたいんだろ…少し走ればあるだろ…私はさっさと済ませて帰りたいんだよ……」

「まぁ、慌てないでよ…その前に散歩でもしないっすか…あぁ…違うな…散歩するから車出せよ…が正解っすね…」

首輪にリード…本当に犬のように散歩させられるのだろうか。
そんなこと耐えれるわけも、できるわけもない。

「逃げたりしないから外していいだろ……」

リードを外すように頼んでみる。

「だめっすね…ほら、乗って…」

あっさりと却下されると、私は運転席に乗り込んだ。
リードはそのまま車内に放り込まれた。
少年は助手席へと回り乗り込んでくる。

「何処に行けばいいわけ……」

投げやりに問いかけていた。

「○○町のオフィスタウンまで…」

こいつは私のことをいったいどこ迄知っているのか。
そこは春先まで私が勤めていたオフィス街だった。

無言で車を出すと、夜の街を走らせていった。
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