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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第16章 アトリエ
ベッドに腰かけた先輩。

【あれ?…部長のスカート、あんなに短かったっけ?…】

椅子に片膝をかけた後ろ姿の時とは脚の露出度が明らかに違った。
揃えられた膝…左脚がゆっくりと持ち上がっていく。

「…ぶ、部長……」

「なんですか?…決まったんですか?……」

いつの間にか射し込んでいた陽の光は影っていた。
決して真っ暗ではない。
雲が出て来たのだろう。
組まれた脚…ゆっくりと持ち上がっていたのにスカートの奥は影が濃くてよく視えなかった。

「灯りを点けてもいいですか?…」

ゴロゴロと遠くで雷の音がしている。

「そうですね…雨が降るのかもしれませんね……あそこ…あの壁の下のスイッチを押してください……下だけですよ
……」

僕は壁際まで行き、指定されたスイッチを押した。

アトリエというのはこういう仕掛けがあるものなのか解らない。
当然、モデルを立てて製作することも想定されているのだろう。
灯された光は、スポットライトだった。
真上からの光はベッドをピンスポットに照らし出していた。
その光の内苑に先輩は座っている。

「これで暗くて視えないということはないでしょう……」

先輩は本当に僕に隠れた部分を描かせるつもりだ。
解れた緊張がぶり返してくる。
それでも先輩に近づいていく。
いや、吸い寄せられていくと言った方が正しいのかもしれない。
僕は再び先輩の前に立った。

【だめだ…言わなきゃ……】

押し黙っていると、また先輩に催促させるような台詞を言わせてしまう。
この沈黙を僕が終わらせなければ…失望させてしまう。

先輩の笑みはまるで脅迫だとおもった。

「あ、あの…足を描かせてください…」

僕の胸がチクリと痛んだ。
先輩は小さく溜め息をついた…ように感じた。

「いいですよ……」

先輩が左足のローファーに手をかけ、脱いだ。
またゆっくりも膝が持ち上がっていく。
立っていた僕は片膝を床についた。
短いソックスを履いた足がベッドに着地していく。
上からのライトはまたしても濃い影を作っていた。

僕の視線に気づいているのか、先輩は悪戯に微笑みながらソックスを脱いだ。

「これで…いいですか?…ポージングもリクエストしてくれていいんですよ……」

「いえ、大丈夫です……部長も疲れたら言ってください…」

左膝を上に組まれた脚…宙に浮いた左足を僕はスケッチしていく。
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