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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第17章 隠し事
新田は本気だった。
バッグからタブレットを取り出すと事業計画を見せてくれた。
産休、育休中に考えていたらしい。
「神埼さんがやりたいことってこういうことかなって思いながら作ったんです……どうですか?……」
「うん…大体はね…新田はどうなの?……これがやりたいこと?……待って、川上も咬んでるわけ?……他には誰かいる?……」
「いえ…私と川上さんだけですけど…神埼さんが動くとなれば参加したいっていう人はもっと出てきますよ……」
「だったら川上も呼んでちゃんと話をしよう……私だけじゃなく…新田と川上のやりたいことも聞いた上で方向性を出そうよ……」
陽翔と過ごす時間とは違う意味で身体が熱くなっていた。
「神埼さん…やる気になったってことでいいですか?……」
「いや、社長云々は置いておいて…新田だってもう退職願い受理されてんでしょ?…いい加減な決断はできないってこと……それにしてもあんた子供ちっちゃいって…シングルじゃなかったっけ?……」
新田は不敵な笑みを浮かべた。
「シンママですよ…でもうちの子の父親は援助するからがんばれって言ってくれたんで……」
「そんな理解あるなら普通結婚しないの?……」
「まぁ、そこはいろいろ事情があって……」
笑顔でいるがそこは本当に複雑のようだ。
「ふーん…まぁ、いいけど…本当に私達で起業するなら私達でなんとかしたいけどね……」
「流石、神埼さん…相変わらず男前ですね……」
たぶん元手はそんなにかからない。
私がしたいと思っていたことは、大きなオフィスが必要なわけでもない。
【本当にチャンスかもしれないな…新田と川上と一緒ならと思ってしまうよ……】
「一言余計だよ…それで、川上はいつ会えるの?……」
「あの課は相変わらずのブラック部門ですからね……今日私達が会うことは伝えてあるので…神埼さんが乗り気なら連絡してって言われてますから…近々会えると思いますよ……」
「川上には悪いことしたなって思ってるよ……」
溶けた氷をかき混ぜるとコーヒーは薄くなっていく。
「あ、返信きた……」
「あっちは会いたがってるみたいですよ……いつでも時間空けるですって……」
新田が川上からの返信を見せてくれた。
私はちょっと泣きそうになる。
「流石に土日は休みだよね?…日曜日にしよっか?……」
新田が笑顔で頷いてくれた。
バッグからタブレットを取り出すと事業計画を見せてくれた。
産休、育休中に考えていたらしい。
「神埼さんがやりたいことってこういうことかなって思いながら作ったんです……どうですか?……」
「うん…大体はね…新田はどうなの?……これがやりたいこと?……待って、川上も咬んでるわけ?……他には誰かいる?……」
「いえ…私と川上さんだけですけど…神埼さんが動くとなれば参加したいっていう人はもっと出てきますよ……」
「だったら川上も呼んでちゃんと話をしよう……私だけじゃなく…新田と川上のやりたいことも聞いた上で方向性を出そうよ……」
陽翔と過ごす時間とは違う意味で身体が熱くなっていた。
「神埼さん…やる気になったってことでいいですか?……」
「いや、社長云々は置いておいて…新田だってもう退職願い受理されてんでしょ?…いい加減な決断はできないってこと……それにしてもあんた子供ちっちゃいって…シングルじゃなかったっけ?……」
新田は不敵な笑みを浮かべた。
「シンママですよ…でもうちの子の父親は援助するからがんばれって言ってくれたんで……」
「そんな理解あるなら普通結婚しないの?……」
「まぁ、そこはいろいろ事情があって……」
笑顔でいるがそこは本当に複雑のようだ。
「ふーん…まぁ、いいけど…本当に私達で起業するなら私達でなんとかしたいけどね……」
「流石、神埼さん…相変わらず男前ですね……」
たぶん元手はそんなにかからない。
私がしたいと思っていたことは、大きなオフィスが必要なわけでもない。
【本当にチャンスかもしれないな…新田と川上と一緒ならと思ってしまうよ……】
「一言余計だよ…それで、川上はいつ会えるの?……」
「あの課は相変わらずのブラック部門ですからね……今日私達が会うことは伝えてあるので…神埼さんが乗り気なら連絡してって言われてますから…近々会えると思いますよ……」
「川上には悪いことしたなって思ってるよ……」
溶けた氷をかき混ぜるとコーヒーは薄くなっていく。
「あ、返信きた……」
「あっちは会いたがってるみたいですよ……いつでも時間空けるですって……」
新田が川上からの返信を見せてくれた。
私はちょっと泣きそうになる。
「流石に土日は休みだよね?…日曜日にしよっか?……」
新田が笑顔で頷いてくれた。