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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第19章 懺悔
スマホには私が乳房を晒して、陽翔が顔を寄せている写真が写っていた。
陽翔の顔は横顔で言われないと誰だか解らないかもしれない。
私は眼鏡をかけているが間違いなく私だった。
でも少し画像が荒い。

【盗撮…これ陽翔の部屋の窓だ……】

はっきりと覚えている。
陽翔にご褒美をあげている写真。

【なんでこいつがこんな写真を?……】

羽交い締めにする男が教えてくれた。

「あんた…家庭教師なんだろ?…お姉さん知ってるの?…妹と自分の息子がこんなことしてるってなぁ?…」

【なんでそこまで知ってるの?……】

私は愕然とし寒気を憶えた。
そして男は尚も続ける。

「これさぁ…動画で撮ってんだわ…陽翔くんがあんたのこの綺麗な顔にぶっかけたとこまで撮れてるんだよ…切り取って何十枚も写真にしてあるわけ…」

耳許の男の声は笑いを圧し殺すように震えている。
ゾッとして、逃げられないと悟った。
誰の思惑、差し金とかもう関係ない。

でも…

男は私が暴れないことを覚ったのか腕の力を弱めた。
私は肘を浮かせて密着する男の腹に打ち下ろす。

「おい、いってぇな…」

効いてない。
男の腹に肘が刺さった気がしなかった。

「まだ逃げれると思ってんのか?…」

思ってないけど認めるはずもない。
どうせこの手の目的は解っている。
飯田健人の時と同じだろう。

車はわりと長く走っていた。

「だんまりか?…さっきの威勢はどうしたよ…」

私は嫌悪の声を出していく。

「どうせ帰してくれるつもりなんてないんでしょ……」

「さすが甥っ子をたらし込む淫乱女は察しがよくていいねぇ…」

「一回きりにしてよ…それで写真も動画も全部消して…もう私達に関わらないで…」

何処かで言ったような台詞だと思った。
男は私を離した。
私はすぐに距離を取る。

「おい、次の信号右だぞ…」

男は運転する男に声をかけて私の要求には答えない。
そのまま話をすることなくしばらく車は走り続けた。

運転してる男は隣の男の言いなりのような存在か?
隣の男だけじゃなく、二人に相手をさせられるのか?
離れると決めても今は陽翔以外に触れられたくもない。

車の最後尾にはなんだかごちゃごちゃと積んである。
そしてこの車内はペンキ?のような鼻を衝く臭いに満ちていると今さら思った。

ウィンカーを出した車がアーチを潜っていく。
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