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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第20章 姉の事情
結局結奈とは話せないまま、私は出かける日を迎えた。
ここのところ陽翔はずっと機嫌が悪い。
結奈が家庭教師を始める前の、反抗期の無愛想な息子に逆戻りしてしまった。

寝室で着替えをする。
結奈ほどではないにしろ、歳よりは若く見られる。
肉感的に熟れた身体はもう長いこと夫に愛されることなどなかった。

【こんな下着を着けてるなんて…あなた知らないでしょ?……】

夫が単身赴任になってから買った下着はどれも派手で布の面積が小さいものばかりだ。
白い肌に赤いレースの下着を身につけると、パンストで脚を引き締める。
秋物のニットとAラインのスカートで隠していく。

「じゃあ、陽翔…母さん出かけるからね……晩ごはん、ちゃんと食べるのよ……」

「わかってるよ…」

夫の単身赴任先に出かけた時はもっと明るく見送ってくれたのに…と寂しげに自分で鍵をかけて出発した。
通りに出ると、淡い色つきの眼鏡をかけてマスクをする。
今時分、マスクは珍しくないので助かると思う。
そして、タクシーを拾い目的地まで向かった。

ホテルのロビー、できるだけ人目につかない物陰で待っていると声をかけられた。

「珍しいね…そっちから会いたいって言ってくるなんて…」

【なかなか連絡くれないのはそっちじゃない……】

「ごめんね…忙しかった?……」

「いや…俺もそろそろ連絡しようと思ってたからちょうどいいよ……」

「よかった…じゃあ行きましょ……」

私は彼を伴いチェックインをする。
如何にも親子ですが何か?…
みたいな顔をしてフロントスタッフからキーを受け取りエレベーターへと向かう。

エレベーターに乗り、目的階のボタンを押すとすぐに壁に押しつけられた。
二人きりになるのを待って私はようやく彼の名前を口にする。

「会いたかった…健人くん……」

「俺もだよ…由紀子……」

唇を奪われ到着を教える音がするまで舌を絡ませあっていく。
私は息子の親友に腰を抱かれるように部屋へと消えていくのだ。

「シャワーは?…」

「大丈夫…浴びて来てるから……」

「ヤる気満々だなぁ…陽翔は?…カテキョに預けて来たのか?…」

「え?……」

【貴方じゃないの?…結奈にあんな真似をさせたのは?……】

彼はそう言うなり私をベッドに押し倒してきた。
すぐに馬乗りになってくる。
私は抵抗などしないようこれまで躾られてきた。
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