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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第20章 姉の事情
結奈は家庭教師をわりとあっさりと引き受けた。
最初に話を持ちかけた時、既に予兆は感じられた。

【テーブルの下で何してるのよ……私の愛する息子に向かって……】

陽翔も陽翔だと思った。

【ソファに隠れて、私が何も気づかないと思ってるの?……】

腹立たしく思った。

家庭教師の度に服の露出度は増していく。
我慢しなきゃと思いながら、確かめたくて仕方なくなる。
夕飯の仕度は実は殆んど終わらせて妹を待っていた。
スリッパを脱いで、階段に音を立てないように部屋に近づいていった。

声を上げそうになる。

息子の喘ぎ声なんて聞きたくない。
誘惑する妹が憎らしくて堪らない。
二人の痴態極まる声を聞きながら、私はスカートの中で指を動かしていた。

健人くんには事細かに報告していた。
雨の日に体操服を貸し与えたのも健人くんの指示だった。

ご褒美のドライブ…笑わせる。
私が夫の単身赴任先へ出かけたのも、そのうち一泊は健人くんと過ごしたのも全部彼の計画だった。

「絶対、陽翔は童貞卒業してるな…まさかほんとに叔母と甥っ子でくっつくなんてな…」

「くっついてなんかないっ……妹はきっと遊びよ…あの娘、若い時から男関係派手だっんだから……」

今頃、息子と妹は何をしてるのかと思うと、私はいつも以上に乱れていた。

健人くんの言ったことが事実となったことを、私は彼から教えられた。
そして陽翔も上機嫌だった。
結奈との仲が深くなればなるほど、息子は私に優しくなった。

そしてお盆前に、健人くんは妹を味見させろと言ってきた。
そんなのだめに決まっている。
私は頑なに拒んだ。

でもだめだった。

中学の頃より会う頻度は減っていた。
だから余計に会えた時は燃え上がってしまう。
犯されるように激しく責め立てられながら…言うことをきけ…そう言われると喘ぎながら何度も頷いていた。

健人くんから結奈の情報を聞かれ、知りうる限りのことを教えた。
あの夜は気が気じゃなかった。
彼が私より妹を気に入ったら?
陽翔があんなにめり込んでいるのだから、あり得ないことじゃないと思った。

全てが終わった後、連絡をもらって胸を撫で下ろした。
彼は結奈とは二度と会わないと言った。
いつも自信満々の彼はその夜のことをあまり話してはくれなかった。
それが逆にあやしく思えてしまった。
でも確かめようなんて私にはなかった。
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