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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第22章 不埒 ~開発~
小さなバッグとキャップを被って出かけた。
校門からは結構な人の往き来が見受けられる。
私もその人波に紛れて入っていった。
昇降口に案内板が設置されている。
他の催し物など興味はない。
美術部の展示室を探すと、やはり美術室だった。
位置を確認して、目深にキャップを被り直した。
陽翔と健人に見つからなければそれでいいのだが、ちょっとそわそわしてしまう。
【もしかしたら姉も来てるかもしれないか……】
とにかく、あまり人と目を合わせないように目的地へと向かっていった。
一般のクラス棟とは違う校舎。
教室には音楽室とか、理科室やらの札がついている。
【美術室は2階か……】
階段を上りきると右手に進む。
突き当たりが目的地だ。
入り口には歓迎のパネルが飾られていた。
これにも陽翔は参加したんだろうかと眺めてみる。
中を覗くと、何人かの保護者や生徒の姿があった。
【陽翔は?……】
やたらと目を引く綺麗な女生徒がいた。
部長と声をかけられている。
【なるほど…なんかしっかりしてそうだ……】
思いきって中に入っていった。
するとその部長と呼ばれる生徒に声をかけられてしまった。
近くで見ても美人だと思った。
「ご入場ありがとうございます……ゆっくりと観ていってください……」
なんか育ちの良さそうな女の子だった。
キョロキョロしてみるがやはり陽翔は居ないようでホッとした。
「ありがとうございます…じゃあ、ちょっと観させてもらいますね……」
【へぇ…これ全部高校生が描いてんの……上手いもんだねぇ……】
と思いながらも足早に進んでいく。
そして、額の下に陽翔の名前を見つけて立ち止まった。
「林檎……」
白いお皿の上に、半分に割られた林檎が切断面を見せて、もう半分が伏せられている。
それだけの絵だった。
それだけの絵なのに、惹き付けられていく。
伏せられた林檎の赤は真っ赤だった。
【いや、深紅?…紅玉なのかな……】
視ていくほどに印象が変わるような赤。
紅玉じゃない。
紅玉はこんなにも蜜を溢れさせたりしない。
林檎の芯の部分はまるで淫裂を割り開いたような形をしてる。
そこから滲み出る糖蜜が膣口から滴るように濡れ光り、お皿からも溢れ落ちてる。
「なに……これ……」
【林檎じゃない……女性器だ……こんなにも濡らした……】
「気になりますか?……」
校門からは結構な人の往き来が見受けられる。
私もその人波に紛れて入っていった。
昇降口に案内板が設置されている。
他の催し物など興味はない。
美術部の展示室を探すと、やはり美術室だった。
位置を確認して、目深にキャップを被り直した。
陽翔と健人に見つからなければそれでいいのだが、ちょっとそわそわしてしまう。
【もしかしたら姉も来てるかもしれないか……】
とにかく、あまり人と目を合わせないように目的地へと向かっていった。
一般のクラス棟とは違う校舎。
教室には音楽室とか、理科室やらの札がついている。
【美術室は2階か……】
階段を上りきると右手に進む。
突き当たりが目的地だ。
入り口には歓迎のパネルが飾られていた。
これにも陽翔は参加したんだろうかと眺めてみる。
中を覗くと、何人かの保護者や生徒の姿があった。
【陽翔は?……】
やたらと目を引く綺麗な女生徒がいた。
部長と声をかけられている。
【なるほど…なんかしっかりしてそうだ……】
思いきって中に入っていった。
するとその部長と呼ばれる生徒に声をかけられてしまった。
近くで見ても美人だと思った。
「ご入場ありがとうございます……ゆっくりと観ていってください……」
なんか育ちの良さそうな女の子だった。
キョロキョロしてみるがやはり陽翔は居ないようでホッとした。
「ありがとうございます…じゃあ、ちょっと観させてもらいますね……」
【へぇ…これ全部高校生が描いてんの……上手いもんだねぇ……】
と思いながらも足早に進んでいく。
そして、額の下に陽翔の名前を見つけて立ち止まった。
「林檎……」
白いお皿の上に、半分に割られた林檎が切断面を見せて、もう半分が伏せられている。
それだけの絵だった。
それだけの絵なのに、惹き付けられていく。
伏せられた林檎の赤は真っ赤だった。
【いや、深紅?…紅玉なのかな……】
視ていくほどに印象が変わるような赤。
紅玉じゃない。
紅玉はこんなにも蜜を溢れさせたりしない。
林檎の芯の部分はまるで淫裂を割り開いたような形をしてる。
そこから滲み出る糖蜜が膣口から滴るように濡れ光り、お皿からも溢れ落ちてる。
「なに……これ……」
【林檎じゃない……女性器だ……こんなにも濡らした……】
「気になりますか?……」