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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第22章 不埒 ~開発~
「用はある…ヤり足んないからな…」

俺はそう言うと電気ケトルのお湯が沸いた。
二つのカップ麺にお湯を注いでいく。
あまりに当たり前のように言われて、結奈は茫然として声を荒げた。

「バカか…こんな真っ昼間から…どんだけ盛ってんだよ……」

「あ、しまった…二つとも入れちまった…」

結奈は服を着ていた。
俺達が食べてる間に逃げようと思えば逃げ出せる格好だった。

「仕方ないな…小野…結奈の服脱がせろ…」

「うん、わかった…」

小野が私を壁に押しつける。

「聞いてんのかっ…やめろ……離せっ…触んなって……」

【ほんとにバカ力しやがって……】

トレーナーの裾を掴まれ、引き下げようとも大した抵抗にはならなかった。
頭に巻いたタオルは落ち、トレーナーも首から抜かれていく。

「小野…下もな……なんだよ…下着も着けてんのか…」

肩や頭を叩いても、しゃがんだ小野にジャージのズボンも結局奪われしまった。

「3分経ったぞ…こっち連れて来い…」

岩田がカップ麺の蓋に箸を乗せてソファに移動して来る。
強引に引っ張られた私は全裸男二人の間に座らせていく。
左右から二人の膝が、私の太腿を押さえ込む。

「なぁ?…もう今日は解放してよ……疲れたよ……」

「小野…のびるから食っていいぞ…」

「うん、いただきます…」

ふぅっ…ふぅっ…と持ち上げた麺に息を吹きかけ啜り込んでいく。
私の言葉には答えようともしない。

「美味っ……昼とか夜とか関係ないだろ…」

岩田はこちらを向きもしないで、啜りながら言った。

確かに岩田はしたい時にやって来た。
真っ昼間からこの部屋でしたことだってあった。

「だから…疲れたって言ってんの……休ませてよ……」

岩田はスープを飲み干し、ローテーブルに置くと…

「ふんっ…もう会わないとか言ってなかったか?…明日ならまたいいのかよ…」

隣で小野も食べ終わる。

「ご馳走さまでした…」

私は構わず続けた。

「…もう二人がかりなんて身がもたないよ……」

【あれ?…岩田だけならいいって言ってる?……】

否定したくても岩田を納得させる台詞なんて出てこない。

「え?…俺嫌われてるの?…」

私は小野に目をやると、

「嫌いだよ…勝手に上がり込んで無茶苦茶して…嫌いに決まってるだろ……」

小野に向いた途端に、岩田が脚を退けた。
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