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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第23章 不埒 ~虜~
「…んっ…痛い……」

全身筋肉痛だった。

ぼんやりとした意識を繋いでいく。
岩田と小野との3Pが記憶を駆け巡る。

【ぁぁ…凄かった……】

最初の苦痛や嫌悪感など些末なことのように、快楽だけが脳内再生されていた。
まだ微睡みの中なのか、疼く感覚にようやく意識を覚醒させた。
軋む身体を一息に起こす。
スマホを見つけて日時を確認した。
もしかしたら丸1日眠っていたのかもしれないと思った。
でも、今日が新田達との約束の日だとほっと胸を撫で下ろす。

時間は?…お昼過ぎだった。
夜に定例の打ち合わせを予定している。
まだじゅうぶんに時間はあった。

【動きたくないな……】

そういう訳にもいかなかった。
馬鹿みたいに絶頂していた二日間、何一つ進んでいない。
私は身体を起こそうとシャワーを浴びるために起きた。



【さて、最初が肝心だ…開発した器官は慣れるまで酷使してやらなきゃ…】

結奈は流石に起きているだろう。
身体中が筋肉痛で軋んでるはずだ。
昼過ぎ、LINEで今日も行くとメッセージを送ったが、なかなか既読にならなかった。
まだ寝ているのかと思ったが、小一時間ほどして返信が来た。
どうやら仕事関係の約束があるとのことだ。
俺は舌打ちを打つ。
だが、これは約束事だった。
好きにしていい代わりに、向こうの優先事項は尊重するとかなんとか…。

『じゃあ、明日だ。』

またしばらくして、

『ご勝手に。』

と、なんとも味気ない返事が来た。
だが、結奈は了承したということだ。
俺は小野にも、今日の中止と明日への延期を連絡しておいた。


私は午後から駆けずり回っていた。
それでも遅れを取り戻せない。
明日も岩田がやって来る、きっと小野も一緒だろう。
嫌な気がしない。
寧ろ待ち望んでいた。
だから、出来ることを一生懸命にした。
遅れは必ず取り戻す。
今日のところは新田と川上に謝るしかなかった。

謝ると二人とも、あっけらかんとしていた。
それだけ私のことを信用してくれているのだと申し訳なく思う。
付き合ってもいない身体だけの関係の男と、よくも知りもしない男との3Pが原因なのに。
言ったら軽蔑されるだろうか。

【明日もね…またヤりまくるんだよ……】

言えるはずもなく、私は結果で取り返すんだと決意するしかなかった。

また来週の約束を取り交わしてその日は解散した。
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