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夜来香 ~若叔母と甥の危険な関係~
第9章 触指
「いいよ…どこか近くにお店あるかな?…」
「ちゃんとリサーチ済みだよ……せっかく陽翔とデートなんだから……」
僕は照れたように海に視線を走らせる。
普通は男がデートの段取り組むもんだよな。
それなのにエッチなことばかり考えていた。
やはり叔母にとっては子供なんだろう。
今はくよくよしてても仕方がない。
「楽しみ…」
「ほら、見えてきた……あのレストラン……」
車が駐車場に入っていく。
イタリアンレストランだった。
窓際の海の見える座席に案内された。
「陽翔は何食べる?…好きなの頼んでいいから……」
メニューを開いて、パスタセットにしようかなと思ってもよく解らない。
母と行くのはせいぜいファミレスだった。
【ミートソースないのかな?……カルボナーラは知ってるけど…アマトリチャーナってなんだ?……】
「結奈さんは何にするの?……」
「そうね…暑いし、フルーツトマトのカッペリーニにしよかな…陽翔は決まった?……」
【カッペリーニってなんだ?…どうしよ、優柔不断なんて思われたくないな…】
「このプッタネスカってのにする…」
私は陽翔のチョイスに笑いを堪える。
【まったく…解らないならわからないって言えばいいのに……プッタネスカの意味知ってて注文してんの?……】
私は甥っ子の自尊心を尊重してあげることにした。
近づいてきた店員に注文を告げる。
すぐに前菜と称して生ハムとルッコラのサラダが運ばれてきた。
イタリアンと言ってもカジュアルな雰囲気の店内だった。
バスケットからナイフ、フォークを取り出して早速口に運んでいく。
陽翔も私の真似をしてカトラリーを使っていった。
「…美味しい…白ワインでも欲しくなるわ……」
僕はあまり味のことはわからないけど、生ハムの塩気とオリーブオイルの香りにこれは絶品だと思った。
それにしてもほんとにデートみたいな展開になってきた。
期末テストのご褒美のことしか頭になかった僕は二人きりのランチに少なからず緊張していた。
【何か…話さなきゃ……沈黙はだめだ…】
「結奈さん…まだ仕事してないんだよね…普段何してるの?……」
「普段?…ジムに行ったり、エステしたり……友達とお酒飲みに行ったり……ほんとはもっと旅行とか行こうと思っていたんだけど、誰かさんのお勉強のお陰でそれはさっぱりだね……」
「ちゃんとリサーチ済みだよ……せっかく陽翔とデートなんだから……」
僕は照れたように海に視線を走らせる。
普通は男がデートの段取り組むもんだよな。
それなのにエッチなことばかり考えていた。
やはり叔母にとっては子供なんだろう。
今はくよくよしてても仕方がない。
「楽しみ…」
「ほら、見えてきた……あのレストラン……」
車が駐車場に入っていく。
イタリアンレストランだった。
窓際の海の見える座席に案内された。
「陽翔は何食べる?…好きなの頼んでいいから……」
メニューを開いて、パスタセットにしようかなと思ってもよく解らない。
母と行くのはせいぜいファミレスだった。
【ミートソースないのかな?……カルボナーラは知ってるけど…アマトリチャーナってなんだ?……】
「結奈さんは何にするの?……」
「そうね…暑いし、フルーツトマトのカッペリーニにしよかな…陽翔は決まった?……」
【カッペリーニってなんだ?…どうしよ、優柔不断なんて思われたくないな…】
「このプッタネスカってのにする…」
私は陽翔のチョイスに笑いを堪える。
【まったく…解らないならわからないって言えばいいのに……プッタネスカの意味知ってて注文してんの?……】
私は甥っ子の自尊心を尊重してあげることにした。
近づいてきた店員に注文を告げる。
すぐに前菜と称して生ハムとルッコラのサラダが運ばれてきた。
イタリアンと言ってもカジュアルな雰囲気の店内だった。
バスケットからナイフ、フォークを取り出して早速口に運んでいく。
陽翔も私の真似をしてカトラリーを使っていった。
「…美味しい…白ワインでも欲しくなるわ……」
僕はあまり味のことはわからないけど、生ハムの塩気とオリーブオイルの香りにこれは絶品だと思った。
それにしてもほんとにデートみたいな展開になってきた。
期末テストのご褒美のことしか頭になかった僕は二人きりのランチに少なからず緊張していた。
【何か…話さなきゃ……沈黙はだめだ…】
「結奈さん…まだ仕事してないんだよね…普段何してるの?……」
「普段?…ジムに行ったり、エステしたり……友達とお酒飲みに行ったり……ほんとはもっと旅行とか行こうと思っていたんだけど、誰かさんのお勉強のお陰でそれはさっぱりだね……」