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背徳の障壁とその先にある翡翠
第1章 背徳の障壁とその先にある翡翠
ソファーから立ち上がってあたりを見回して
ジェラルドは先程ミーナが出入りしていたキッチンらしい
場所に入っていく。
ジェラルド?起きたのね。
ああ…いつのまにか寝ていたらしい…
あなた、うなされていたわよ。
どんな夢を見ていたの?
ミーナは料理の手を止めてジェラルドの顔を見ている。
顔が青ざめているわ。
待ってね。今ココアを入れてるところだから。
身体が温まるし気持ちが落ち着くわよ。

すまない…気を遣ってくれるなよ
昔の夢を見ていた。
いつも同じ夢を見る。
俺にとっては悪夢だ。
俺の人生を変えた夢だ。

ジェラルド…
あなたいったい何があったの?
わたしでよければ話しを聞かせてくれないかしら?

ほっといてくれッ!
そんな気遣いはいらない。
ジェラルドはミーナが準備してくれた荷物を手に納め
身支度の準備を始めた。
すまなかった。取り乱したりして。
いろいろと世話になった。
ありがとう。感謝する。

行くのね?ジェラルド…
ああ。
行く。あてのない旅にな。
わたしもあなたと一緒に行くわ。
な…なに?ジェラルドは顔をしかめた。
女など足手まといだ。着いてくるな。
ジェラルドは女に背中を向けて出口に向かい歩き始めた。

そうはいかないわよ。
ジェラルドは足を止めるとミーナに向かい振り返った。
もうわたしの荷物は車に乗せてしまったわ。
あなたがスヤスヤと寝汗をかきながら悪夢を見ている間にね。うふ
なにぃ?おまえ…
そう言うとミーナはジェラルドの脇を通り過ぎて車に向かい歩き出していた。
お…おいッ!
ミーナは振り返りざまに銃口を向けていた。
言うことを聞くの?聞かないの?どっちッ!
打つわよ…わたしはあなたよりコレの使い方が上手いのよ。
…とカスタム銃をカチャカチャとおもちゃのように回しながら器用に扱っていた。



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