この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
代車
第8章 京子

海岸沿いの町に 車を向け走らせ 車中で京子は
子供は中学に入ったばかり 今日は部活で合宿
主人は会社経営で 週末は何時もゴルフでいないと 愚痴をこぼし 

「どうせ19番ホールが好きなの」と言い捨てた
漁港に着き 海鮮を二人で注文 テーブルに運ばれてきた
料理を京子は 嬉しそうに食べ始め
食べながら 私、昔 小さな劇団に居たのと話始めた

「だから小説読んでると 私作中の人物に成るの 
 この場面ではこんな表情 顔の高さはこれ位とか 考えるのね」 
 
「この間まで 私に付き纏ってた子が 離れると穴が開くのね 心に」
寂しそうに呟いた 

「だからかな 小説が好きに成って 今は小説の中が私の舞台なの」
と楽しそうに話しながら お茶を口に運び 淫靡な目を渡部に向けた
渡部は京子の目を優しく見ながら 

「今日はご予定は?」と聞くと 夜までに家に帰れば良い 

「帰っても今日は一人」と寂しそうに答えた
渡部が提案した 

「今日は夕方まで 京子さん映画の主役 演じてみますか?」 

「私がサポートします メロドラマでも物語でもどうです?」

「あのドアを出て 夕方まで二人で ごっこしましょう」 
京子の目に期待が光り 

「それでは簡単に筋書 京子さんは社長夫人 ドアを開けて出た処に
 高利貸が現れ 京子さんに詰め寄る ご主人は昨日から連絡が取れない 
 京子さんは 箱入りで育てられた お嬢様育ちの奥様」
その設定で 演じて見てください
/236ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ