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代車
第8章 京子
渡部は封筒で 京子の頬を叩きながら
「奥さん どう払って呉れるの?」」と封筒を動かした
バッグを握りしめ 京子は顔を下げ 黙り込む
「わかった」渡部が車を走らせ
モーテルの駐車場に入れ
京子が はっとした表情で
「嫌です」と言うと
渡部は封筒で 頬を叩き
「払えよ」
車を降り 京子を連れ 迷わずSMの部屋へと連れ
暗い部屋に 磔が浮かび 鞭が壁に飾られ 手を
拘束する 物が壁から下がり 淫靡な雰囲気を漂わせ
「嫌です」京子はドアの前で バックを握りしめ抵抗した
「何言ってんだ」耳元で言われ
ドアの中に入り 鍵の音に 京子は体を強張らせ
部屋の中央で 立ちすくんだ
「脱げよ」渡部は 乱暴な言葉を投げかけ
「嫌です なぜ 脱がなければ いけないんですか?」
渡部が封筒で頬を叩きながら
「利子を 貰わないと」 耳たぶを軽く噛んだ
「ひっ 」声を上げ バッグを握りしめ 吐息を漏らした