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代車
第9章 絹代
あれは 私が女にしたんだ・・・ 社長が話始めた
彼女が入社した時 私は45歳だった
結婚して子供も居た あいつは22歳 安藤絹代と自己紹介した
初めて見た時 一目惚れしたんだ
長い髪と 切れ長な目で 真っ直ぐに見る姿に
抱きたい自分の物にしたい 本心から思った
その頃 私は営業部長をしていた
この会社親父が起こして大きくした会社だから
俺も、見習おうと必死だったよ
あいつを 手を回して私の下に配属させて
何時か男に抱かれるんだろうなと
あいつの事、毎日見てた・・・
昔を思い出すように話す
あの頃の私は 猪突猛進で 毎日部下にも、はっぱを掛けて
仕事をしていた
あいつ その姿好きだったと 後で教えてくれたよ
身持ちが固かったな 誘っても 何時もいなされた
目の前に美味しい人参が有るのに 食えない辛さ解るか?
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