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代車
第12章 麗と弥生
木曜夜 何時もの様に渡部が一人で作業をしている横に 橋本は渡部の作業が
終わるのを楽しそうに見ていた 作業が終わり食事行くかと
声を掛けると、はいと明るい声で答え 渡部の腕を取り駐車場へ
食事をしている時 橋本が土曜日何処か行きたいなと呟いた
「何処行きたい?」と渡部が聞くと
「海 渡部さん連れてってくれます?」
子供が親に話すような顔で 当たり前の様に話して来た
渡部は優しい目で
「良いよ」と答えると
「やった」と橋本は喜びの声を上げた
土曜日の朝迎えに行くから何時が良いと聞かれ 目を上に向け動かすと
「9時に来ていただけますか?」
渡部の目を見ながら言う 渡部は
「明日は用が有るから 土曜日ねと」橋本のアパートの前で言うと
「宜しくお願いします おやすみなさい」と楽しそうに玄関に入って行った