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ジャスミンの花は夜開く
第4章 疑念
その女の言葉を最後に茉莉花は深い眠りに入ったのか、次に自分の意識に気付いた時は、目が覚めた時だった。
とてもリアルな夢を見たせいか、全身にびっしょりと汗を掻いている。
枕元にあるスマホで時間を確かめる。
午前7時過ぎ。
大家の部屋からはゴソゴソと生活音がしている。
もう起き出しているのだろう。


「やだ…、濡れてる…」


あの夢から何時間経ったのだろう。
茉莉花自身からもあの女のように、蜜が湧いていた。
夢の中の自分と、現実の自分がシンクロしている。


ショーツの上からそっと触れてみると、いつも以上に敏感だった。


「あっ…」


自然と声が出た。
乳房にも触れてみると、その先端にも熱を帯びているのがわかる。
指で軽く摘むと、全身がビクンと反応した。


茉莉花はつい、あの後、あの女はどうなったのだろう…と考えてしまった。
あの男とのセックスの続きを妄想すると、また茉莉花自身が濡れてきた。
責められ、逝かされ、啼かされたのだろうか。
女が女ではなく、動物の牝にされたのだろうか。
きっと激しいセックスをしたに違いない。
でもそれは自分の頭の中の出来事…。
茉莉花は「ダメダメ、何考えてるの、私って」とつぶやき、頭を振った。


「とりあえずシャワー浴びなきゃ…」


昨夜入浴したが、また体が汗を掻いている。
しかも、茉莉花のクレバスからは一筋の湧き水が漏れ出ていた。
午前中にはネットでオーダーしておいた家電と家具が届く。
配送業者に何も悟られるはずがないのに、意識が過剰になっていた。


狭い脱衣所で全裸になると、自分のショーツにくっきりと大きなシミができているのが確認できた。
白くなった部分と、まだ濡れていた部分。
淫らな夢を見ながら、本能で感じていたのだ。


「わぁ…。やっちゃった…」


自分でも引くレベルの汚し方に、茉莉花はなんとも言えない気持ちになった。
シャワーを浴びながらショーツを洗おうと思ったが、洗濯用洗剤を買っていないのを思い出した。
洗濯機が来てからでいい、と思っていたことを思い出し、脱衣所の隅にショーツをそっと戻した。


全身に少しぬるめのシャワーを浴びる。
火照った体をクールダウンさせるかのように。
シャワーが敏感な部分に当たると、また「あふん…」と、小さな声が漏れてしまう茉莉花であった。
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