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ジャスミンの花は夜開く
第5章 抑圧
若くもなく、老けてもない男女の声だ。
30代から40代の男女だろう。
茉莉花はつい聞き耳を立ててしまう。
昨夜から茉莉花の制欲は抑圧されっぱなしである。


「アイがここまでになるとはな」
「そ…そんなこと、お…仰らないで…」
「アイは喋っていないで、もっと奉仕するんだ」
「は…はい…」


女の名前は「アイ」というのだろうか?
色香を伴った声に、フェラチオをしているであろう音が混ざる。
茉莉花は壁に耳を当てて、その様子を窺った。


その一方で、この二人がどんな二人なのかも見てみたい衝動にも駆られています。
明らかに夫婦や恋人同士ではない間柄のはずだ。
背景が気になって仕方がない。
疼く体と好奇心が混ざり合い、自然と腰がうねってしまう。
『いやらしいことしてる。こんなところで…』
そう思えば思うほど、茉莉花の蜜壺からは粘り気のある液体が湧き出て来るのであった。


スカートをたくし上げ、ショーツの上から股間を弄る。
つい先ほど自宅のトイレでしたように…。
隣の個室からは、まだあの淫らな音が聞こえて来る。
茉莉花の我慢は限界に近づいていた。


「さぁ、そろそろ出してやるから、ストロークを早めろ」


男の声だ。


「どこに出して欲しいか言うんだ」
「お…お口に…」


女の声はモゴモゴとしているのは、フェラチオをしている最中だからである。


「出した後は、いいと言うまで飲むなよ。いいな」
「は…はい…」
「指示に従えるな?」
「は…はい…、ご…ご主人様…」


男の息も荒くなってきたようだ。
茉莉花は『逝っちゃうの?』と思いつつ、指遊びに興じている。


「そろそろ逝くぞ。いいな」
「は…はい。アイの口を…べ…便器代わりに…お使いください」


絶頂が迫っているのだろう。
ジュポジュポという音の速度が速まった。
『ああ…壁一枚隔てた先でこんなこと…』
茉莉花は左手の中指を前歯で噛んだ。
『欲しくなっちゃう…。今、二人はどうなってるのかしら…』


「逝くぞ!アイ!受け止めろ!」
「は…はい」
「おおっ!逝く!出るぞ!」
「ああっ!あああ!」


ストロークの音が今までにない速さになる。
それと同時に男の「ううっ!」という呻き声が聞こえた。
熱い飛沫を受け止めたのだろう、女の「むふぅ…」という声にならない声も茉莉花の耳に入った。
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