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ジャスミンの花は夜開く
第3章 淫夢
「ねぇ、あの小娘、どうするつもりなの?」
「どうもなにもないさ」
「ってことは、やっぱり?」
「それはお前が心配することじゃない」
「妬いちゃおうかな」
「そんな歳でヤキモチか?」
「女のヤキモチに歳なんて関係ないわ」
「そうじゃな、こっちの方も歳なんて関係ないわな、いひひ」


男にしなだれかかった女と、あぐらをかいた男。
聞き覚えのあるような声が、頭の中で響く。
寝ているはずなのに、なぜかはっきりと聞こえる。
やけに生活感のある、畳敷きの部屋。


「あの子も逃げちゃうんじゃない?」
「さあ、どうなるかの」
「呑気でいいわよね。私なんか逃げたくても逃げられない身体にさせられちゃったのに…」
「させられた?」
「そうよ、こんな身体にさせられちゃったんだから…」


立ち上がった女が着衣を脱ぐ。
あぐらをかいている男の前で。
男はそれをニヤニヤした目つきで見ている。
女も女で、その視線を跳ね返そうとはしない。
ただ、はっきりと顔がわからない。


その間も「もっと見て」と言わんばかりに、挑発的な腰付きでダンスを踊りながら、女は服を脱いでゆく。
男はグラスに入った酒とおぼしき飲み物を一気に飲み干すと、女の腕を引っ張った。
よろけるように男の隣へとピタリと横座りになって寄り添う女。
ただならぬ雰囲気が漂う。


「スケベな下着を付けよって…」
「どう?いやらしいでしょ?」


見せ付けるように胸を強調する女。
インナーは透け感のあるパープルの上下。
ブラのカップ部分と、ショーツの全面は、美しいレースの刺繍が施されている。
下着としての機能よりも、男を魅惑するための機能を重視しているデザインだ。
包み隠されているはずの肌が、ほぼ露出している。
男は下着を剥ぎ取らずに、その上から女の胸を揉んだ。


「あっ…あ…あんっ…」


甘い吐息が女の口から漏れた。
男はその反応を愉しむように、いやらしい手付きで胸を弄る。
その手の動きに呼応するように、女は腰をくねらせた。


「脱がしてもらおうかの」
「はい…」


男の声に女が返答した。
立ち上がった男の着衣に手を掛ける女。
上着…パジャマのような部屋着のような…からランニングシャツ。
上半身が露わになった。
脂肪の鎧を纏っているものの、その下には隆々とした筋肉がうかがえる。
女の手が男の腰へと伸びた。
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