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ジャスミンの花は夜開く
第3章 淫夢

怒張となった陰茎を、また口いっぱいに頬張る女。
ジュッポジュッポと音を立てて顔ごと前後させている。
目は半開きになり、陶酔し始めていた。
(いやらしいしゃぶり方!)
茉莉花にもその経験はあったが、実際にこんなにも卑猥な口での奉仕はしたことがない。
(まるでエッチなDVDじゃない…)
男は仁王立ちしたまま。
女はその前に正座をしたまま。
全裸の男に紫色のセクシーなランジェリーを身に纏った女。
茉莉花はその様子を真横から眺めていた。
経験人数が元彼たった一人の茉莉花にとっては、あまりに現実離れした光景だった。
脳内に映写されるアダルトDVDにしては、やけに鮮明に感じた。
普段の生活では決して聞くことのできない音も感じる。
(いやらしいわ…私、変になっちゃいそう…)
「さて、ここはどうなっとるかな?」
気付くと場面が変わっている。
女が大股を開き、上半身だけ起こして横たわっていた。
「もう、ぐしょぐしょなの…」
恥じらいの欠片もない言葉だった。
女自らがこんな言葉を発することに、茉莉花の胸はざわめいた。
「どれどれ…」
男が女性の股間に迫る。
ズームアップされたショーツの股布には小さな円が描かれていた。
濡れているのである。
(クロッチにシミができるなんて…)
男は引き戸でも開けるように、無造作にクロッチをずらした。
「あん」
女が小さく吐息を漏らした。
濡れそぼった肉厚の赤貝が顔を覗かせる。
その液体は彼女自身から湧き出しているのだ。
「どうして欲しい?」
「舐めてください!お願いです!舐めて欲しいんです!」
女は自分の両膝の裏に手を回し股をより大きく広げ、男の顔がそのスペースで自由に動けるような姿勢になった。
(こんな格好しちゃうのね…)
片手て数えられるほどの性体験しかなかった茉莉花には、到底できない芸当であった。
自分から率先して広げるなど、もはやそれはDVDの世界の中だけだと思っていた。
男の頭が女の股に密着した。
白い肌と、少しだけ顔を覗かせる紫色のショーツ、濡れた陰部、そしてごま塩頭。
(あの頭…どこかで…)
ジュッポジュッポと音を立てて顔ごと前後させている。
目は半開きになり、陶酔し始めていた。
(いやらしいしゃぶり方!)
茉莉花にもその経験はあったが、実際にこんなにも卑猥な口での奉仕はしたことがない。
(まるでエッチなDVDじゃない…)
男は仁王立ちしたまま。
女はその前に正座をしたまま。
全裸の男に紫色のセクシーなランジェリーを身に纏った女。
茉莉花はその様子を真横から眺めていた。
経験人数が元彼たった一人の茉莉花にとっては、あまりに現実離れした光景だった。
脳内に映写されるアダルトDVDにしては、やけに鮮明に感じた。
普段の生活では決して聞くことのできない音も感じる。
(いやらしいわ…私、変になっちゃいそう…)
「さて、ここはどうなっとるかな?」
気付くと場面が変わっている。
女が大股を開き、上半身だけ起こして横たわっていた。
「もう、ぐしょぐしょなの…」
恥じらいの欠片もない言葉だった。
女自らがこんな言葉を発することに、茉莉花の胸はざわめいた。
「どれどれ…」
男が女性の股間に迫る。
ズームアップされたショーツの股布には小さな円が描かれていた。
濡れているのである。
(クロッチにシミができるなんて…)
男は引き戸でも開けるように、無造作にクロッチをずらした。
「あん」
女が小さく吐息を漏らした。
濡れそぼった肉厚の赤貝が顔を覗かせる。
その液体は彼女自身から湧き出しているのだ。
「どうして欲しい?」
「舐めてください!お願いです!舐めて欲しいんです!」
女は自分の両膝の裏に手を回し股をより大きく広げ、男の顔がそのスペースで自由に動けるような姿勢になった。
(こんな格好しちゃうのね…)
片手て数えられるほどの性体験しかなかった茉莉花には、到底できない芸当であった。
自分から率先して広げるなど、もはやそれはDVDの世界の中だけだと思っていた。
男の頭が女の股に密着した。
白い肌と、少しだけ顔を覗かせる紫色のショーツ、濡れた陰部、そしてごま塩頭。
(あの頭…どこかで…)

