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青い煩い、少女の情動。
第8章 布団の香り、

[やばかったぁー]

布団に飛び込んだ私は声にならない声で叫ぶ。実際には声はほぼ出ていないのだが、感覚的には甲子園の開幕を告げる声と同じ大きさだった。

それは置いておいて、何がやばかったのかというと

[やっぱり少し濡れてる……。]

私は着ているジャージを引っ張って、隙間から自分の秘部を窺う。多分液が漏れかけている。隙間から覗く肌色は影がかかっているが、それでも様子は窺えた。何故肌色が見えるのかというと……。

[流石に下着を履かないのはやり過ぎだったかな……。]

最初は乾燥が終わり次第、履くつもりだったのだ。私は悠寿君とのスマブラの5戦目の後に、一度洗濯機へ下着を回収しに行った。その時に下着をつければ何の問題もない。大抵の人間ならささっと下着をつけて万事おっけー、という感じだろうが、生憎私はとびきりの変態だった。

下着をつけずに、響君と悠寿君に挟まれながら、スマブラをする。私はその行為にとてつもない快感を覚えてしまっていた。

みじろぎをするたびに乳首がジャージで擦れる。ぴりりと電流が流れて操作精度が落ちたところに悠寿君からの攻撃が差し込まれ、コントローラーが振動する。

すると、ソファーに座ってふとももにコントローラーを置いている私の股に振動が直撃するのだ。

やばいっ、液が出てきたらバレちゃうっ、と思って

必死堪えようとするのだが、快楽への欲求が私をどんどん蝕んでいく。

十戦目を終えた私は限界に近い状態だった。ジャージに染みがうっすらと出来ていて、私は上着を下に引っ張ってそれを精一杯隠していた。

それで響君との談合は大丈夫だったのか、という話だが、もちろん大丈夫ではなかった。

ゲームのときは意識を向ける対象が多すぎてすっかり忘れていたのだが、ソファーに隣り合って座っているとき、2人の距離は相当近い。

それはもはや友達の域を大きく逸脱していて、側から見れば恋人と思われてもしたかがないような、そんな距離だった。

おまけにエキサイトした響君が積極的に私に目を合わせてきて、私との距離を詰めてくるので、本当にもうっ、気が気じゃなかった。

不安と興奮は表裏一体、私の乳首は最初からツンっと大きくなっていて、ジャージに写っていないかどうかが、ただただ心配だったが、
胸が小さいのが幸いしたのか、響君の様子から見るとどうやらバレていないみたいだ。
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