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妻の過去 ~知りたい夫と知る男~
第7章 開封
しばらく間があり、
「ごめんね、運んでもらっちゃって。」
「いいよ。気にしないで。」
「ありがとう。」
ここでまた、何十秒かの間があり、川島が口を開きました。
「さあ、もうすぐ終電なんで、帰るわ。」
「え?う、うん、そうね。」
そしてまた少しの間。
そこからの妻と川島のやり取りに、私は聞き入っていました。
「何か、美奈はまだ名残惜しそうな顔してるけど?」
「え?私が?ウソ、そんなことないわよ(笑)川島くんこそ(笑)」
「本当に?(笑)」
「まあ、久々に川島くんの顔見たから、懐かしいな、なんて思ってるけどね。」
「俺も、久しぶりに美奈に会えたから嬉しくて。」
「え…、あ…、そ、そう?う~ん。それじゃもうちょっと飲んじゃう?
旦那に泊まってけっていわれてるんでしょ?」
「うん。甘えちゃっていい?」
「じゃあ用意するね。」
なんだこの会話は…。
久しぶりに再会した、元カレ元カノのような会話じゃないか…。
「はいどうぞ。ウチで梅酒漬けてるの。
美味しいから飲んでみてよ。」
「へぇ~、美奈、ちゃんと奧さんしてんだ。」
「当たり前じゃない(笑)」
「うん。ウマイよ。美奈が漬けたから特別ウマイのかな?」
「何言ってんのよ(笑)」
まるで昔付き合ってた男女のような会話が続き、
そしてその会話は、私が知りたかった事に続いて行くのです。
「ごめんね、運んでもらっちゃって。」
「いいよ。気にしないで。」
「ありがとう。」
ここでまた、何十秒かの間があり、川島が口を開きました。
「さあ、もうすぐ終電なんで、帰るわ。」
「え?う、うん、そうね。」
そしてまた少しの間。
そこからの妻と川島のやり取りに、私は聞き入っていました。
「何か、美奈はまだ名残惜しそうな顔してるけど?」
「え?私が?ウソ、そんなことないわよ(笑)川島くんこそ(笑)」
「本当に?(笑)」
「まあ、久々に川島くんの顔見たから、懐かしいな、なんて思ってるけどね。」
「俺も、久しぶりに美奈に会えたから嬉しくて。」
「え…、あ…、そ、そう?う~ん。それじゃもうちょっと飲んじゃう?
旦那に泊まってけっていわれてるんでしょ?」
「うん。甘えちゃっていい?」
「じゃあ用意するね。」
なんだこの会話は…。
久しぶりに再会した、元カレ元カノのような会話じゃないか…。
「はいどうぞ。ウチで梅酒漬けてるの。
美味しいから飲んでみてよ。」
「へぇ~、美奈、ちゃんと奧さんしてんだ。」
「当たり前じゃない(笑)」
「うん。ウマイよ。美奈が漬けたから特別ウマイのかな?」
「何言ってんのよ(笑)」
まるで昔付き合ってた男女のような会話が続き、
そしてその会話は、私が知りたかった事に続いて行くのです。