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妻の過去 ~知りたい夫と知る男~
第2章 武勇伝
ガッカリしたのは言うまでもありません。
せっかく妻の過去を知れるチャンスだと思ったのですが…。
まあ、諦めるほか仕方なく、
せっかく飲みにきたのだからと川島と飲み続けました。

私も酒は弱くはないのですが、川島もなかなか、私よりも飲んでるはずなのに
平然とマイペースで飲み続けています。

それでも諦めの悪い私は、
「会社の人と付き合ってたことがある」と妻が言っていたので、
川島が何か少しでも思い出してくれないかと、
話を女性関係に振ってみました。

「君は男の僕から見ても男前だし、人を惹き付けるような魅力があるから、
女性にはモテるんじゃないかい?」

そう言うと、川島はタンブラーを置いてニヤリと笑いました。

「そう見えます?」
「ああ、見えるね。それにキミは独身だろ?
かなり遊んでると見たが、違うかい?」

すると驚いたことに、川島は誤魔化すことなく、正直に、しかも衝撃的な事を
話し出すのです。

「小沢さんと知り合ってこうして飲みに来れたのも何かの縁だから
小沢さんにだけ言いますね。
絶対内緒にしてくださいね。」
「あ、ああ、約束するよ。どんな話だい?」
「実は先週、部の飲み会があったんですよ。」
「ああ、確か君の歓迎会をやったんだよね。聞いてるよ。」
「そうなんです。その飲み会の後、二次会に流れたんです。」
「それで?」
「その二次会のあとなんですけど、ウチの部の葉山さんとホテル行っちゃったんです。」
「なに!葉山さんと?」
「はい。」
「葉山さんは人妻じゃないか。それはマズイんじゃないのか?」

葉山佐紀子。

大人しそうな外見だが、スタイルの良い美人、という印象だ。
結婚して子供もいると聞いている。

「マズイとは思うんですけど、たまたま帰る方向が一緒で
葉山さんを送るつもりでタクシーを拾おうとしたんです。」
「…それで?」
「そしたら、急に葉山さんから手を握ってきて、
『まだ帰りたくない』って言いながら抱き付かれたんです。」
「え?葉山さんの方から?」
「そうなんです。」

人は見かけによらないものだと、この時ほど感じたことはない。
あの、身持ちも固そうな葉山さんから夫以外の男を誘うとは…。
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