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妻の過去 ~知りたい夫と知る男~
第2章 武勇伝
「それで、そのまま、というわけか。」
「そう言うことです。
人妻でもあんな美人から誘われて断る男なんて
いないと思いますよ。」
「それにしても、入社してたった一週間で、そんなこと、
しかもあの葉山さんを、ねぇ…」
「すいません。」
「いや、僕に謝る必要はないけど、
これまでもそんなことあったの?」
「そうですねえ、人妻とか彼氏持ちは結構行きましたよ。
年上年下関わらず。」
川島は悪びれる様子もなく、サラリと言った。
私が思った通り、この男はかなりの女をものにしている。
「でも、自分から口説いたことなんて数える程ですよ。
大抵は相手から誘われてです。」
こんなことを、サラリと言うが、それは嘘ではないだろう。
男から見てもこの男には惹き付けられるものがあるというのが分かる。
それは女から見ても同じか、あるいは男目線よりも高評価かもしれない。
だが、彼氏や夫が居ても、それ以上に惹き付けるものがあると言うのことなのか。
果たして、当時の妻は近くにそんな男が居るのに
何事もなかったのだろうか。
「じゃあ、これまでも、勤め先の女性ともかなり…なのかい?」
「まあ、あまり大っぴらに言うことではないですけど。」
「もう少し君の武勇伝を聞きたいなあ。」
「やめてくださいよ。」
「いや、本当に。やっぱ男同士の酒の席だから
色気話もないとつまらないじゃないか。」
「まあ、さっき葉山さんの事を話しちゃったし、
そうおっしゃるなら少しくらいなら。」
「お、いいねえ。どれどれ、聞かせてくれ。」
「そうですね、色々あるんで何から話せば…」
「会社の先輩女性を頂いたとか、過去にもあるんじゃないのか?葉山さんみたいに。」
「まあ、ありました。彼氏持ちだったらしいですけど。」
「お、もっと聞かせてくれよ。」
「その時も自分からじゃなく向こうから誘ってきたんですけど。
ま、まあこの話より、この前までいた会社の話をしますよ。」
川島が急に違う話に変えたことに、
若干の違和感を感じましたが、話を続けさせました。
「そう言うことです。
人妻でもあんな美人から誘われて断る男なんて
いないと思いますよ。」
「それにしても、入社してたった一週間で、そんなこと、
しかもあの葉山さんを、ねぇ…」
「すいません。」
「いや、僕に謝る必要はないけど、
これまでもそんなことあったの?」
「そうですねえ、人妻とか彼氏持ちは結構行きましたよ。
年上年下関わらず。」
川島は悪びれる様子もなく、サラリと言った。
私が思った通り、この男はかなりの女をものにしている。
「でも、自分から口説いたことなんて数える程ですよ。
大抵は相手から誘われてです。」
こんなことを、サラリと言うが、それは嘘ではないだろう。
男から見てもこの男には惹き付けられるものがあるというのが分かる。
それは女から見ても同じか、あるいは男目線よりも高評価かもしれない。
だが、彼氏や夫が居ても、それ以上に惹き付けるものがあると言うのことなのか。
果たして、当時の妻は近くにそんな男が居るのに
何事もなかったのだろうか。
「じゃあ、これまでも、勤め先の女性ともかなり…なのかい?」
「まあ、あまり大っぴらに言うことではないですけど。」
「もう少し君の武勇伝を聞きたいなあ。」
「やめてくださいよ。」
「いや、本当に。やっぱ男同士の酒の席だから
色気話もないとつまらないじゃないか。」
「まあ、さっき葉山さんの事を話しちゃったし、
そうおっしゃるなら少しくらいなら。」
「お、いいねえ。どれどれ、聞かせてくれ。」
「そうですね、色々あるんで何から話せば…」
「会社の先輩女性を頂いたとか、過去にもあるんじゃないのか?葉山さんみたいに。」
「まあ、ありました。彼氏持ちだったらしいですけど。」
「お、もっと聞かせてくれよ。」
「その時も自分からじゃなく向こうから誘ってきたんですけど。
ま、まあこの話より、この前までいた会社の話をしますよ。」
川島が急に違う話に変えたことに、
若干の違和感を感じましたが、話を続けさせました。