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黒薔薇学園の白い百合たち
第7章 女教頭先生、女に目覚める

『仕方ないわ…
彼には私の布団で寝てもらおう
私がソファで我慢すればいいんだから…』

そうこうするうちに
風呂場から悲鳴が聞こえた。

「うわぁ~!!」

何事かと井津美は慌てて浴室に飛び込んだ。

「どうしたの?」

「へ、変な生き物が窓にへばりついているんです」

彼が指差す方に目をやると
窓ガラスにヤモリがへばりついていた。

「あ~、これね、ヤモリって言うの
大丈夫よ害はないわ
それに、ヤモリは家を守るって言われているので
とても重宝されるのよ」

「へえ~、これがヤモリかぁ
僕、初めて見ました」

そんな会話をしながら
彼が素っ裸なのに気づいた。

「ご、ごめんなさい!
大丈夫よ、何も見ていないから!」

井津美は慌てて浴室を飛び出した。

何も見ていないと言ったものの
実は、しっかりと彼の股間のモノを拝見してしまっていた。

『驚いたわ…ずいぶんと立派な持ち物だったわ』

恥ずかしながら
井津美は50過ぎだと言うのに
いまだに処女だった。

男性とのお付き合いが無かったわけではない。
でも、体を許すのは結婚してからだと
昔気質の性格が災いして
何人かとお付き合いしたものの
体を許す関係には至らなかった。

50年も生きてきて
初めて男性のペニスというものを
間近で見てしまって
井津美は異様なほど興奮していた。


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