この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
黒薔薇学園の白い百合たち
第7章 女教頭先生、女に目覚める
『仕方ないわ…
彼には私の布団で寝てもらおう
私がソファで我慢すればいいんだから…』
そうこうするうちに
風呂場から悲鳴が聞こえた。
「うわぁ~!!」
何事かと井津美は慌てて浴室に飛び込んだ。
「どうしたの?」
「へ、変な生き物が窓にへばりついているんです」
彼が指差す方に目をやると
窓ガラスにヤモリがへばりついていた。
「あ~、これね、ヤモリって言うの
大丈夫よ害はないわ
それに、ヤモリは家を守るって言われているので
とても重宝されるのよ」
「へえ~、これがヤモリかぁ
僕、初めて見ました」
そんな会話をしながら
彼が素っ裸なのに気づいた。
「ご、ごめんなさい!
大丈夫よ、何も見ていないから!」
井津美は慌てて浴室を飛び出した。
何も見ていないと言ったものの
実は、しっかりと彼の股間のモノを拝見してしまっていた。
『驚いたわ…ずいぶんと立派な持ち物だったわ』
恥ずかしながら
井津美は50過ぎだと言うのに
いまだに処女だった。
男性とのお付き合いが無かったわけではない。
でも、体を許すのは結婚してからだと
昔気質の性格が災いして
何人かとお付き合いしたものの
体を許す関係には至らなかった。
50年も生きてきて
初めて男性のペニスというものを
間近で見てしまって
井津美は異様なほど興奮していた。