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黒薔薇学園の白い百合たち
第7章 女教頭先生、女に目覚める

「あん…、もう!強引なんだからぁ」

井津美はそう言って自分自身驚いてしまった。
今のセリフって完全に女じゃないの!
バカね…孫のように歳の離れた男の子に胸をときめかすなんて…

井津美がドキドキしているにも関わらず
誠は疲れていたのか
布団に潜り込むと井津美の期待を裏切るかの様に
あっさりと寝息を立てて眠りに落ちた。

『ばかね、私って…
こんな若い子に胸を踊らせているなんて』

変な妄想は体に毒だわ、と
井津美も誠の体臭を嗅ぎながら
やがて眠りに落ちた。

深夜2時頃のこと…
夢でも見ているのか
誠が寝言を言い出して井津美は目を覚ました。

むにゃむにゃと
最初は何を言っているのか
聞き取れなかったけれど
やがてその寝言が「母さん、母さん…」と
母親を求めているのだと気づかされた。

『この年頃の子供は体が一気に成長するけど
心は少年のままなのよね』

なんとか心が体の成長に追い付こうとする…
それが思春期…

きっと誠は別れた母親に会いたいのだろう…
おもいっきり甘えたいのだろう…

そう思うと
なんだか誠がとても不憫に思えて
井津美は隣で寝ている誠をしっかりと抱きしめてあげた。

井津美の人肌のぬくもりを
母と勘違いしたのか
誠は井津美の胸に顔を埋めてきた。

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