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黒薔薇学園の白い百合たち
第7章 女教頭先生、女に目覚める
胸の谷間に顔を埋めて
乳房の柔らかさを確かめるように
誠は顔を小さく左右に振った。
高校二年生とはいえ、
こうして男を胸に抱くという行為を
井津美は初めて経験した。
心臓の激しい鼓動を誠に聞かれやしないかと
ハラハラすると共に
ハアハアと自分の呼吸が乱れていくのを感じた。
触ってもいないのに
乳首が自然と勃起する。
男に吸われた事のない乳首は
五十過ぎの自分の体の中にあって唯一少女のように桜色で小粒であった。
井津美は乳房を自分で揉むと
乳首を吸って欲しくなって
寝ている誠の口元へ押し付けた。
驚いたように体が一瞬ビクッとなったが
誠は目覚める気配がなかった。
「誠…おっぱい吸いたくない?」
寝ている誠に井津美は話しかけた。
むにゃむにゃと言いながら
頬に当たる突起物に男の本能なのか
井津美の思惑どおりに
誠が乳首を咥えてくれた。
「あっ…」
あまりの気持ちよさに
井津美は体をブルブルと震わせた。
もっと、もっとと言うように
誠は井津美の背に腕を回して抱きしめてきた。
初めて知る男の抱擁…
勝手に井津美の体が疼き始めた。
井津美も誠の体に手を這わせた。
貸してあげた小さな寝巻きは
すっかり寝乱れてしまって
体の前側は何も着ていないのと同じように
若い肌を露出させていた。