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黒薔薇学園の白い百合たち
第10章 一人だけの訪問

プロポーズを受け、
ホテルで土方先生と愛し合った翌日。

私はお義母様から頂いた下着と洋服を身につけて
土方先生と同伴登校した。

もはや、二人は公認の仲と思われているのか
肩を並べて登校しても誰一人冷やかしに来る生徒はいなかった。

注目されるのは困るので
それはそれでありがたかったのだけれど
少しは囃し立てられたい気持ちもあった。

校門をくぐり抜けると、
例の三人組の女子生徒が近づいてきた。

「由里ちゃん、スッゴいじゃん!
その服、TOSHIKOだよね?
一着ウン十万もするのに、お金持ちなんだ~」

『えっ?そんなに高い洋服なの?』

「ねえねえ、お給料でも入ったの?
私たちにも何か奢ってよぉ」

成美が目の色を変えて
私にせがんできた。

「ち、ちがうの!これは借り物だから…」

まさか、そんなに高価な洋服とは思わなかったわ
やはり、そんな高価なモノは頂けないわ
土方先生は貰っておけと言ったけど
やはり折を見て、ちゃんとお返ししようと思った。

左手のくすり指には
土方先生から頂いたリングが光っていたけど、
それも意外なほど誰からも気づかれなかった。

こうなると不思議なもので
プロポーズを受けたことを
誰かに言いたくてたまらない。

わざと授業で黒板の文字を指差すときに
左手で黒板を叩くのだけれど
誰一人として気づいてくれない。
なんだか拍子抜けしちゃいました。

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