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黒薔薇学園の白い百合たち
第11章 女帝 淑子

義明の寝室のドアに
そっと耳を押し当てて中の様子を伺う。

艶かしい男女のあえぎ声が聞こえる。

襲い始めたわずかな時間だけ
由里の抵抗する声がしたが、
今はもう官能に飲み込まれて「女」として
抱かれる喜びの声をあげている。

『これでいいの
きっかけは夜這いであろうと
外見は雅人とおなじなんだから
あの女はきっと義明の手に堕ちる』

いっそ、今夜の夜這いで懐妊してくれれば
申し分なしだ。

淑子は若い二人のセックスを聞きながら
久方ぶりに自分の女陰が疼いていくのを感じた。

『私ったら…』

もう還暦間近で
セックスなんてとっくに忘れた筈なのに
こうやって艶かしい声を聞くと
久方ぶりに体がムズムズしてくる。

『出すよ!中に出すからな!』

どうやら息子の義明は由里の膣内に射精するようだ

そんな切羽詰まった息子の声を聞きながら
淑子も、あの熱い衝撃を
久方ぶりに膣で味わいたくて、
ソッと義明の寝室の前から去った。

夫婦の寝室に戻ると
夫の義雅は、まだ就寝しておらずに
小机の上にノートパソコンを置いて
カチャカチャとキーボードを叩いていた。

『この人…人を惹き付けるカリスマ性はないけど
経営者としての才覚はあるのよね』

自分の服飾ブランドを立ち上げてから
数年間は鳴かず飛ばずであった。
赤字が、どんどんと膨らみ
もうダメかというときに
この男に出会った。

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