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黒薔薇学園の白い百合たち
第12章 由里の失踪

そんな漫才のような親子をチラッと横目に見て
私に「今夜はお招きありがとう」と
花束を渡してくれた。

花束をいただけるなんて思っても見なかっただけに
私は感激もひとしおです。

『優しいし、やっぱり素敵な女性だわ!』

これは何としてでも圭介おじさんと結びつけなくてはと思ってしまった。


「さあさ、好きなだけ呑んでくれ!」

おじさんは上機嫌でビールを皆に勧めて
一人だけ酔っぱらっていた。

清美さんも少しだけビールを嗜んだのか
頬がほんのりと朱い。

私はこの時とばかりに
清美さんに話しかけてみた。

「清美さんは今、独身だそうですが…
お付き合いしている男性はいるんですか?」

「そうねえ…気になる男性はいるけど…
今は誰ともお付き合いしていないわ」

「もし、その気になる男性からアプローチされたら…どうします?」

この問いかけに
清美さんは、酔っぱらって大笑いしている圭介おじさんにチラッと目をやった。

「そりゃあ嬉しくて、告白されたらYESと言うわ」

よし!決まりだわ!!

歓迎会がお開きになったの待ちかねて
「おじさん、清美さんを送ってあげたら?」と言ってみたけど、「よしっ!送って行こう」と
立ち上がった圭介おじさんの方が千鳥足なので
これでは送り狼になってもらえないわねと
私は落胆した。



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