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黒薔薇学園の白い百合たち
第14章 土方先生の落ち込み

みんなが心配している折、
土方雅人といえば…

自分の部屋の片隅で
膝を抱えてスマホの画面をじっと見ていた。

由里が学園に来なくなって
もう4日になろうとしていた。

1日目に何の連絡もなしに
学園を休んだ由里を心配して
彼女の部屋を訪ねてみたが
いくらノックしても返事がない。

スマホで何度も連絡したが
電源をいれていないのか
それとも充電が切れているのか
ずっと無機質な音声ばかりだった。

部屋をノックし続けていると
うるさいなあとばかりの
隣の部屋の男が顔を出した。

「由里ならいませんよ」

無愛想に答える彼に土方は詰め寄った。

「今日、彼女は何の連絡もなしに仕事を休んだんです。何か聞いていませんか?」

「多分、彼女はここを出ていったんだと思いますよ」

「出ていった?
旅行とかではなく?」

「ここに帰ってこないと思いますよ
だって、僕に荷物を捨ててくれってメモを残しましたから」

まあ、荷物を処分するにしてもお金がかかるし
僕にそんな金額を立て替える理由もないし
そのまま放ったらかしにしてますけどね

面倒な事に巻き込まれるのは嫌なんですよね、と
そう言って「もういいですか?」と
部屋に引っ込もうとした。

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