この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
黒薔薇学園の白い百合たち
第4章 女子生徒の反乱

「どんなお話かしら?」

「えっと…ここでは話しにくいんで…」

うっかりしてました
女の子の相談なんだから
デリケートな話しに決まってます。
なにもこんなトイレで話せるはずもありません

「あ、ごめんなさいね
じゃあ…生活指導室に行きましょうか?」

「あの部屋。イヤなんだよね~」

きっと素行不良っぽいので
あの部屋はお説教部屋みたいに思っているのでしょう。

「放課後…視聴覚室で…お願いできませんか?」

「うん、いいわよ」

そのように快諾すると
三人の女生徒は「ありがとうございます」と
ペコリと頭を下げてトイレから立ち去った。

『どんな相談なのかしら…』
自分にキチンとした指導が出来るかしら…
一抹の不安はあるものの
土方先生は男だから
きっと女性にしか打ち明けられない恋愛相談かもしれないわ
性に関する悩みだったらお手のものなんだけどな~
そんなことを思いながら
午後の授業の準備のために
私は軽い足取りで教員室に戻りました。

「あれ?日向先生、何か良いことでも?」

ルンルン気分なのが
伝わってしまったのでしょうか?
「いえ、別に…午後の授業も頑張ります」
そう言って私はお茶を濁しました。

「そうですね、頑張ってください」

土方先生も機嫌が良さそうです
私が楽しげにしていたので
自分とのデートを
そんなに待ち望んでくれているのかと
彼は別の意味で微笑を浮かべる私を見つめていた。




/272ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ