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黒薔薇学園の白い百合たち
第4章 女子生徒の反乱
「先生、お時間をいただいてごめんなさいね」
トイレで相談を持ちかけてきた女の子の声がした。
「成美、丁寧に挨拶してんじゃないわよ」
三人目の女の子の声がした。
お昼、トイレから帰ってきてから
生徒名簿で確認したのだが
相談を持ちかけてきたのが
飯島成美という女の子で
後の二人は後藤愛実と花嶋香代だとわかっていた。
「あなたたち、こんな暗がりじゃ落ち着いて話せないわ
照明をつけて頂戴」
「いいの?これから恥ずかしい事をするのに
明るいと困るんじゃない?」
背後で声がしたと思ったら
あっという間に三人に羽交い締めされてしまいました。
「ちょっと!何するの!
やめなさい!!」
私は教育実習に来てから
初めて大きな声で三人を叱責しました。
「あらあら、実習生なのに
一人前に教師ぶってるわよ」
後ろ手に回された手首が
粘着テープでぐるぐる巻きにされてゆく。
「何するの!
相談があると言うから来たというのに!」
「相談よ、あんたの体に私たちの悩みをうちあけるわ」
『私の体に?』
手が拘束されて視聴覚室の長机に寝かされると
ようやく視聴覚室の明かりが灯された。
三人の女の子は
いずれも一糸まとわぬ素っ裸でした。