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黒薔薇学園の白い百合たち
第6章 カップリング
翌日、ランチの時間に成美たち三人を
校庭の隅に集めた。
「日向先生、ホントに男を香代に紹介して貰えるんでしょうね」
「ええ、大丈夫よ
ちゃんと会って貰うように話をつけておいたわ」
「香代、よかったね~
どうする?いい男だったら?
あんた最高のロストバージンを迎えれるわよ」
「あ~ん、そんなことを言わないでよ
それでなくとも期待してアソコが濡れ濡れなのにぃ」
香代は男と出会えるからと
かなりの上機嫌でした。
「だからさあ…
カップル成立の暁には…」
私はさりげなく交換条件を申し出た。
「わかってるわよ
香代が男とセックスできたら、
ちゃんと画像は消してあげるって」
成美は、これ見よがしに
スマホを私の前でチラチラさせた。
さて、定刻通りに
私と香代は駅前のファミレスに向かいました。
入り口から店内を覗くと
「お~い、由里!こっちこっち!」と
恥ずかしいほどの大声で沢渡くんは私を手招いた。
私の後に続いて女子高生が
金魚のフンのようにくっついて連いてきたから
沢渡くんは驚いて私を店内の隅っこに連れ出した。
「おい!何だよアレ!
お前、俺に会わしたい女ってアイツ?
俺は今、教育実習で
女子高生とは毎日会っているんだよ!」
騙されたと言って
沢渡くんはプンプンでした。