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黒薔薇学園の白い百合たち
第6章 カップリング

もはや体が火照って
雨に濡れた体の冷えもなくなっていたが
初めて男を迎え入れるのに
綺麗な体にしておきたいと
香代もお風呂に入ることを選んだ。

バスルームのピンク色の灯りが降り注がれ
薄く頑丈な筋肉に覆われた、
均整のとれた沢渡の体が照らし出される。

「男の人の体って…初めて見た…
沢渡さんって、もっと痩せていると思ってたのに、
ずるいわ、こんな素敵な体をしていたなんて」

緊迫していた空気が、ふっと緩む。

「あはは、ずるいって何だよ! 
僕は精力アップのために運動してるからね」

「それに比べて私は…
ごめんなさいねぽっちゃりしていて」

両手で胸を隠し、膝を曲げて、
拗ねた姿勢で湯の中に体を隠した。

女ってバカだと沢渡は思った。
タレントやYouTuberがネットで
均整の取れた体をアップしているから
それが男に好まれていると勘違いしている。

男にとって、理想の体型は母親なのだ。
少し丸みを帯びて弾力のあるボディを
心の底で求めていることを女は知らない。

沢渡もバスタブに入った。
溜めすぎていた湯が滝のように流れ出す。

「恥ずかしがらないで…
そのままの香代が好きなんだから」

肩をつかまれて、
自然な動作で向かい合わせにされた。

「ホントだよ…そのままで充分綺麗だって。
そのままでいいんだ、そのままで…」

「う…んっ…」

抱きしめられ、肌が重なり合うと、
いろんなことがどうでもよくなった。

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