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結乃13歳
第15章 花火大会②
「何か急に静かになっちゃったね」
「うん。誰もいなくなったな」
「せんせ・・お願いがあるの」
「ん?なんだ?」
「あのね、二人でいる時は名字じゃなくて、結乃って呼んで欲しいな」
「ダメ?」
「そんな可愛い顔でお願いされたら断れないだろ」
「いいよ」
「ホント?嬉しい~」
「じゃあ結乃、足を見せて」
「えっ??足?」
「この前、捻挫した右足だよ」
「あ、あ~なんだビックリした~」
「はーい」

佐久間は草履をゆっくりと脱がせて結乃の足を自分の太ももの上に乗せた。

「まだ痛いか?」
「走ったりするとちょっと痛い」
「そっか。じゃ試合はまだ無理だな」
「うん。もう少し我慢するよ」
「それにしても細くて可愛い足だな~」
「あんっ!せんせい、くすぐったいよ」
「これは男を惑わす足だな」
「え~?なにそれ~」
「わかった!結乃が男どもに狙われるのはこの足のせいだな」
「えーーーっ?そうかな~?」笑
「絶対そうだ」
「じゃあ、せんせいもそうだったの?」
「うんそうかも・・」
「テニス部の練習見てムラムラしてたしな」
「せんせ、そんな事、他の部員の前で言ったらダメだよ」
「完全に変態扱いされちゃうよ」
「はい!・・肝に命じます」

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