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君の愛に酔いしれて溺れる
第2章 淫魔×変態紳士 第1話


家に帰ると大型犬が出迎えに来た。
「おかえりなさいませご主人様、今日もいってきたのですか?」

「そうだけど」行ってきたのというのはあの事だろう。自分してることはいかに
不誠実な事か分かってはいるが生きていくには仕方がない。

「そうですか...いい加減やめて欲しいのですがご主人様には愛する人と営みを...」

「分かってるけどあたしだってそうしたいよ。でもサキュバスと付き合ってくれるような男性っているの?」

「それは知りませんけど...でもお父様は」

「お父さんは特殊なの。」
あたしのお父さんは生物学者で魔物の研究もしている。この大型犬はお父さんが
研究の一環で捕まえてきたが今ではもうすっかりうちのペットだ。
人間の言葉を喋り理解する賢い魔物だ。
ただ少しおせっかいだけど...。

「とにかくご主人様には幸せになって欲しいのです。こんな不誠実な事をしていると偉い目に遭いますよ」
「はいはい大丈夫だってちゃんと睡眠魔法をかけてからやってるから...」

「そういう問題では!」
大型犬の説教は長くあたしの寝る時間が遅くなっていた。




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