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君の愛に酔いしれて溺れる
第2章 淫魔×変態紳士 第1話

仕事場で欠伸を書きながら本を片付けていた。
あたしが働いてるのは国際図書館だ。国が運営しており給料もよく待遇もいい。
しかもあたしの大好きな本もいっぱい置いてある最高の職場だ。
「あの本を探しているのですが...」
「はい...なんの本ですか?」
あたしに話しかけてきた人はミノタウロスでガタイのいい体をしていた。
「名探偵アリスシリーズを探しているのですがどこにあるか分からなくて...」
「そうなんですか御案内致しますね。面白いですよねアリスちゃんがドジっ娘で...」
名探偵アリスというのはミステリー推理小説で金髪の美少女が持ち前の頭脳と
推理力で難事件を解決する。
ベストセラーで世界的に大ヒットしている。
「こちらです。長いですがどこから読んでも問題ないのでオススメですよ」
「そうですかありがとうございますエリカさん」
名前を呼ばれるとドキッとしてしまい頬を赤らめて笑顔で返した。
「こちらこそありがとうございます。」
ミノタウロスの男はニコッと笑い図書館を去っていた。
常連さんなのだがよっぽど本が好きなのかほぼ毎日来ている。話が合いそうな人だが職場しか会わないし
プライベートで会う事は無いだろう。
あたしが受付に戻ると上司である女性が話しかけてきた。
「あの人よく来るわよね。しかもよくエリカちゃんによく話しかけてるし好かれてるじゃないの?」
「まさか~そんなわけないですよ」
あたしは苦笑いで返した。
あんなに紳士的でガタイが良くて顔もイケメンなミノタウロスに好かれてるなんて
夢のようだ。そんなのあるわけがない。
仕事終わりの時間になり1回に家に帰った。着替えと風呂を済ませ精液を吸うために外へと出た。

