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君の愛に酔いしれて溺れる
第13章 「優しい彼が獣になる瞬間 第2夜前編」
彼に初めて激しく抱かれたあの夜から朝になり
眠気まなこを擦りながら彼女は彼と対面した。

き、気まずい...。
彼女は目が泳いで声が震えていた。

「お、おはよう。龍さん」

「おはよう、美夢ちゃん」
普段から見る彼の笑顔がそこにはあって
彼女は一安心した。

「美夢ちゃん、淋しい思いさせてごめんね」

彼は彼女に対して申し訳なさそうに頭を下げた。

「い、良いよそんなの。私は嬉しいよ。
龍さんの仕事が忙しいのは俳優として売れてる証拠だよ」
彼女は彼の背中を優しく触れた。

「美夢ちゃんは優しくて大人だね。
俺はこのまますれ違って美優ちゃんの気持ちが
俺から離れていったらどうしようって...」

彼は撫でるように彼女の髪に触れた。

「それはないよ。」
彼女は優しく微笑んだ。

龍さんって優しくて忙しいのに私のこと気にかけてくれるし私には勿体ない人って思う位...。

「はぁ...良かった。美夢ちゃんが俺に愛想尽かされないように早く帰ってきて営み出来ようにするからね」
彼は彼女の手を握って真剣な目でそう宣言した。

「えっ?嫌、いいよ。仕事で疲れてる中、申し訳ないし生理現象くらい自分で何とかするから...」
彼女は動揺して自分で何を言ってるか分からない位、饒舌になっていた。

「ほら、せめて営みは休みの日の前日とかでいいんじゃないかな。アハハ」
彼女は消え入るような笑い声を上げ近くに
あったソファーに座った。

「そっか。毎日営みしてたら美夢ちゃん、疲れちゃうかもね。でも美優ちゃんが何とかしなくていいように加減するよ」
彼は爽やかに微笑んで彼女の横に座った。

「そ、それはありがとう」

毎日、Hするつもりだったんだ。
あの獣のような行為を頻繁にしてたら私が
身が持った無い。淋しい想いしない位ならいいか。


「美夢ちゃん、昨日言うの忘れてたけど
俺、今日から連休だからいっぱいしようね」
と彼は光が散りばめられた瞳をしていた。

「えっ?嫌、無理しなくていいよ。
久しぶりの連休だしゆっくりしなよ」
彼女は苦笑いをしていた。

「無理してないよ。今まで寂しいさせた思いさせた分、美夢ちゃんに尽くすから...」

彼にこんな真剣な目で言われたらはぐらかす事も出来ない。
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