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天真爛漫!ちはるさん
第5章 ちはるさん 痴漢にあう
ちはるさんには、さっきの男が犯人だと目星がついていました。

痴漢男は警戒しながらちはるさんに痴漢していましたが、
ちはるさんの方は痴漢を警戒するどころか、
むしろ堂々と触ってほしいと思っていることを知りません。

それならばと直球勝負のちはるさん。

自分の方から痴漢に声をかけます。

店内を探して痴漢男を見つけたちはるさんは、
その男に背後から近付き、
「あの…」
と声をかけます。

男は飛び上がらんばかりに驚きました。

「な、ななななんですか…」

そのキョドりように、ちはるさんは可笑しくて
クスクスと笑い、

「そんなに気になります?私のお尻。」

と言うと、
痴漢男はあくまでシラを切ります。

「な?なにを、言ってるのか、分からんのだか…」

「いいですよ(^.^)好きなだけ触っても(⌒‐⌒)」

「は?」

「あ、でも、まだバイト中なんで、できればあと1時間待ってくれたら、
そしたら裏の通用口のところで、待っていてくれません?(^.^)」

「…」

「じゃ、また(⌒‐⌒)」

そう言ってちはるさんは戻ってしまいました。

痴漢男は呆気にとられるばかりでした。

(あの女、やっぱりアホなのか?)
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