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ラズベリーの甘い誘惑
第1章 王子様はお姫様を夢見る。
にんまりと、王子様の心の奥へ押し込んだ、どろどろの感情が笑みを浮かべます。それは徐々に表へと染み出して、人の良い表の顔を徐々に溶かしてしまうのです。
王子様は嬉しそうに頷き、しかし少し困ったように眉尻を下げて、こう言いました。
「僕も嬉しいよ。でも…、まだ確かめないといけないことがあるんだ…」
その深刻そうな様子に、女の子も不安げに眉尻を下げます。それを安心させるように、王子様は優しく頭を撫でてあげました。優しく背中をさすってあげました。優しく頬に手を添えました。
「大丈夫、君ならきっと、何も問題はないよ」
急なボディタッチに、女の子は少しだけ怯えたような表情を見せました。この部屋に連れて来られた時の獰猛さを思い出して、身体の奥が震えてしまいます。それでも触れる指先は、まるで割れ物に触れるかのようにとても優しかったので、女の子はつい身を任せてしまいました。
王子様は自然な動作で女の子をゆっくりとベッドへと押し倒します。本当はお風呂に入ってからと思っていましたが、女の子の方があまり深く考えられていないので、このまま雰囲気で流してしまう事にしました。
押し倒され、上に覆いかぶさっても、女の子はよく理解できていなのか、伺うように王子様を見詰めます。その純粋無垢な態度に、王子様はにんまりと口端をあげて笑いました。
「君は君らしく振舞ってくれればいいよ。俺に、全部任せて……」
王子様は、もう既にいつもの王子様ではありませんでした。目の前の女の子を、ただの性の対象、己の性欲を満たす雌としか見ていません。餌を前に舌なめずりをし、どうやって甚振ってやろうか想像を掻きたてます。その欲情してぎらぎら輝く瞳には、怯えて縮こまる女の子の姿が映っておりました。
王子様は嬉しそうに頷き、しかし少し困ったように眉尻を下げて、こう言いました。
「僕も嬉しいよ。でも…、まだ確かめないといけないことがあるんだ…」
その深刻そうな様子に、女の子も不安げに眉尻を下げます。それを安心させるように、王子様は優しく頭を撫でてあげました。優しく背中をさすってあげました。優しく頬に手を添えました。
「大丈夫、君ならきっと、何も問題はないよ」
急なボディタッチに、女の子は少しだけ怯えたような表情を見せました。この部屋に連れて来られた時の獰猛さを思い出して、身体の奥が震えてしまいます。それでも触れる指先は、まるで割れ物に触れるかのようにとても優しかったので、女の子はつい身を任せてしまいました。
王子様は自然な動作で女の子をゆっくりとベッドへと押し倒します。本当はお風呂に入ってからと思っていましたが、女の子の方があまり深く考えられていないので、このまま雰囲気で流してしまう事にしました。
押し倒され、上に覆いかぶさっても、女の子はよく理解できていなのか、伺うように王子様を見詰めます。その純粋無垢な態度に、王子様はにんまりと口端をあげて笑いました。
「君は君らしく振舞ってくれればいいよ。俺に、全部任せて……」
王子様は、もう既にいつもの王子様ではありませんでした。目の前の女の子を、ただの性の対象、己の性欲を満たす雌としか見ていません。餌を前に舌なめずりをし、どうやって甚振ってやろうか想像を掻きたてます。その欲情してぎらぎら輝く瞳には、怯えて縮こまる女の子の姿が映っておりました。