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ラズベリーの甘い誘惑
第1章 王子様はお姫様を夢見る。
王子様はまず、その細い首筋に唇を優しく落としました。ちゅぷり、ちゅぷり。リップ音が響きます。柔らかく弾力のある肌の感触を、つい夢中で愉しんでしまいます。

女の子は少しくすぐったそうに、けれどもそれとはどこか違ったような感覚に、身体を震わせ、戸惑ったように瞳を揺らします。初々しい反応に、王子様の笑みは益々意地悪く歪んでしまうのです。

王子様は抵抗されない事を良いことに、女の子の了解を取らずにさくさく進んでいきます。女の子の背中に手を回し、大きなリボンを外してしまいます。編み上げを緩ませれば、身体を守っていたドレスは、いとも簡単に肌蹴てしまいました。

女の子は胸元が開いてしまった事に驚いて、慌てて両手でドレスを押さえます。困ったように眉尻を下げ、羞恥から目尻に涙が溜まっています。助けを求めるよう王子様を見詰めますが、全ての元凶はこの王子様本人なのですから、当然助けなど来るわけがありません。

王子様はくすりと笑います。意地悪く歪んだ口元が、まるで三日月のようでした。

「こんな簡単に脱げるんだ。こうなる事を予想して?」
「ちちちち違いますっ…! か、簡単なものしか、作れなくてっ……」
「でも、木の枝が引っかかっただけで脱げちゃいそうだね」
「っ…、そんなこと、ないです……」

当然、純粋無垢な女の子にそんなつもりがないことくらい、王子様だってわかっています。けれども女の子が羞恥に涙で目を潤ませる度に、意地悪を言いたくなってしまうのです。意地悪をしたくなってしまうのです。

王子様は女の子の抵抗なんてなんのその、慣れた手付きでドレスを肌蹴させ、その素肌を晒してしまいました。白くきめ細かな肌はじっとりと汗ばみ、ほんのりと赤付いていました。ふっくらとした乳房はまだ女の子により隠されてはいますが、その大きさ故に今にも零れ落ちてしまいそうでした。

女の子の幼い顔とは対照的に、身体はとてもグラマラスで魅力的です。見た目に不相応の体型、そのアンバランスさが、王子様の性欲を掻き立てていきます。

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